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テーマ:ロックおやじ70(197)
カテゴリ:ビートルズ関係
ビートルズ『アビーロード』(リマスター・ステレオ) 今更このアルバムについて云々するのは無駄なような気がしますが、新しいリマスター・ステレオを聴いて、その素晴らしさをもう一度語りたくなりました。 レコード盤が磨り減るほどこのアルバムを35年も前に聴きましたけど、リマスターは何か新しい感動を運んできてくれたようです。 新しい発見から新鮮さが出てきます。 特に低音域が素晴らしい。 楽器ではベースとドラムが深みを増している。 最初の「カム・トゥゲザー」は最たるものです。 この曲は昔嫌いだった。 ブラック・ミュージックの色が強く、暗い感じが嫌だった。 ところがリマスターのおかげか、または音楽的嗜好が変わったのか、なかなか良い。 ドラムスとベースが強烈な印象を受ける そして「サムシング」 前曲とうって変わってジョージの軽快な曲 この曲もリンゴのドラムが強調され、軽やかさだけではなく重みを増している。 一番印象が変わったのが、レコードではA面最後の曲「アイ・ウォント・ユー」。 正直、レコードでは印象が重過ぎてよく飛ばしていました。 これは良くも悪くもCDという特性か? ボーカルの透明感が増して、すっきり聴こえるのです。 重い曲の次は軽快で、気持ちが安らぐ「ヒア・カムズ・ザ・サン」 ジョージがこのアルバムに2曲の名曲を提供し、ジョージのソングライターとしての才能を認めざるを得なくなったと思います。 ちなみに、リマスターではちょっとベースの強さが気になります。 そして「ビコーズ」から始まるビートルズの最高にして最後の組曲的作品群。 それは『サージャント・ペパーズ・……』とはまた違ったものです。 私がここでこの作品に対する評価をするつもりも能力もありませんが 「ジ・エンド」までの作品には『ホワイト・アルバム』の作品と近いものを感じます。 作られた時期が近いですから当然といえば当然ですが 『ホワイト・アルバム』と『アビーロード』の大きな違いは、個々が勝手に曲を作り、そして集めたアルバムにたいして『アビーロード』はビートルズというグループとしてのアルバム作りを目指した、ということではないでしょうか 『ホワイト・アルバム』を同じように作る意識があったら、きっと面白いものが出来ていたかもしれません 個人的に選抜すると、やはり最後の曲は「グッド・ナイト」で変わりません 「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」、組曲のパートでは「……バンガロー・ビル」「ヘルター・スケルター」「ハニーパイ」「ハピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン」「ヤー・ブルース」「アイ・ウィル」「ジュリア」等どうでしょう、曲順やつなぎも入れれば。 今、私のステレオではちょうど「ポリシーン・パン」~「シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー」が流れています。 完璧です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年09月20日 20時02分16秒
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