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テーマ:ロックおやじ70(197)
カテゴリ:ビートルズ関係
『ホワイト・アルバム』の後半です。 2枚目はビートルズ的プログレッシブではないでしょうか 「バースデイ」ドラムの存在感が気持ちよく増しています 「ヤー・ブルース」ジョンのその後の音楽的方向性をしめした曲ではないかと思いますが、レコードの時より音がすっきりしたせいかリズミカルに感じます。 そして、今の「ヤー・ブルース」と正反対な曲の「マザー・ネイチャーズ・サン」、あくまで美しく、ポールのヴォーカルも丁寧に、レコードからあまりいじられていないような感じがします。 「エヴルノディーズ・ゴッド・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」この手の曲はリマスターの影響を非常に受けているのではないでしょうか。メリハリが効いていて気持ちが良いですね、「ヘルター・スケルター」と合わせて聴くとまさにハード・ロック。 次が「セクシー・セディー」で「ヘルター・スケルター」となりますが、1枚目の時は、それでもアルバムとしての一体感がありますが、この辺はもうバラバラな感じがします。 ですから「ロング・ロング・ロング」を聴くとほっとします。 今回のリマスター全般に言えることですが、リンゴのドラムスが強調されていてグループ内の彼の存在感を改めて感じます。 「レボリュ-ション1」ジョンはシングルとなった「レボリューション」よりこちらの方が気に入っていたようですが、確かにこちらの方が味わいがあるように感じますが、どうでしょう、レボリューションという意味合いからするとシングルの方が合っているように個人的には思います。アコーステック・ギターが効いています。 「ハニー・パイ」は『サージェント・ペパーズ ……』の雰囲気をもっていますが特段どうというコメントはありません 「サボイ・トラッフル」はジョージらしい曲で、リンゴのソロ・アルバム『リンゴー』にも影響しています。 「クライ・ベイビー・クライ」こういう曲を作りえるのはやはりビートルズならではないかと思います。 そして問題の「レボリューション9」 ジョンの前衛的作品ですが、このアルバムが2枚組だから出来たことでしょう。 想像ですが画家のピカソを意識して作られている感じがします。リマスターしたことで聴く側が楽に聴けるようになりました。 この雑然としたアルバムの最後を飾るのが「グッド・ナイト」 かろうじてアルバムという形を保った感じがします。 リンゴのボーカルの良さが充分に効いていて、映画のサントラのように美しく、やさしく、なごりおしく、ジョンの誠意一杯の想いが表現されているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年10月18日 17時23分06秒
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