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カテゴリ:私的論
よく「こんな勉強して意味あんのかよ。将来に関係無いし。」と、学校の勉強に対して文句を言う人がいる。
一見負け惜しみのような言葉だが、少なくとも自分はそうは思わない。 果たして彼らに自分と同じ考えがあるのかは分からないが、正直、今の学校の学習に意味は無いと思う。 確かに、数学者でも科学者にでもならない限り数学や科学の知識はほとんど必要ない。 彼らの意見はごもっともだ。 今自分たちが勉強を義務付けられている理由は、「他国より勉強で上に立つため」とかそんなモンだろう。 そして「勉強はしなければいけない」という意識が強いのだ。 今の世界では、「勉強ができる=頭がいい」といったような考えが一般的になっている。 実にふざけている。 だから日本は他国よりも頭が良く見られたいが為勉強をさせるのだ。 最近のゆとり教育での学力低下の問題でも、テレビなどで「他国より順位が下がっている。」などと取り上げられているが、正直どうでもいい。 俺たちはそんなくだらない競争に付き合わされる筋合いは無い。 俺たちはそんな他国より勉強ができようができまいが、関係無い。 人が人の上に立つ? くだらなさ過ぎる。 そんな意味の無い勉強で、自分たちの進路、生きていく道が左右されるのは実に理不尽な事だ。 勉強は自由を殺す。 それに、こんな無駄な事を勉強するぐらいならもっと道徳的なことを学ばせた方がよっぽどいい。 幼いころから人権についてや平等に対しての意識を高めた方が世界的な平和にも繋がるだろう。 人間は馬鹿だ。 前にも話したが、それが一般化してしまえばそれが当たり前と思い込んでしまう。 勉強が一般化してしまえばそれが当たり前と思ってしまうのだ。 こうして過ち気づかず繰り返していくのだ。 永遠と。 これは彼女の言葉だ。 彼女は空に浮かぶ雲を指差して言った。 『綿菓子みたい。 だけど雲って水蒸気なんだよね。 そんな事知らなかったら、「空に浮かんでるのはきっと綿菓子だ!」って思えるのに。。 だから勉強って無駄だよね。』 自分はその言葉にひどく胸を打たれた。 勉強をすることで人は夢を無くした。 本来不思議に思えるはずの出来事が、全て現実味を帯びてしまう。 昔の人は「海の向こうには魔物が住んでいる」だとか「滝になっていて落ちてしまう。」とかいろんな事を想像していた。 夢を持っていた。 それが今になっては全てが知られてしまった。 謎が消えた。 夢が消えた。 人は想像する事をやめた。 知ることを欲するが為に夢を無くしたのだ。 しかし、もう手遅れなのだ。 その事がとても悲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/04 10:41:48 PM
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