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テーマ:温泉について(1667)
カテゴリ:その他の東北の温泉
男鹿温泉 男鹿萬盛閣
日記によると私がこの宿を最初に訪れたのは2002年の12月30日。 一年に数回、という大雪で、帰り道は月山を越えるのに大変な苦労をしたことが記憶にあります。しかし家に帰ってからも、疲労感よりホカホカした充実感が残り、 「とても満足しています」 というメールを送ったら(年末年始で大でしょうに)、女将からたちどころに、 「とても励みになります、従業員みんなにみせます!」 という丁寧な返事をいただきました。 私はますますこの旅館のファンになって、翌年は少し奮発して特別室に泊まったのです(といっても、それほど高くない)。 ここの女将の奮闘ぶりはこの旅館のホームページ内の「ブログを見れば察することができましょう。 男鹿萬盛閣つれづれ日記 「むかし細うで繁盛記」という番組があったが、まあ、そういう感じでしょうか。その懸命さがいやが上にも客にも伝わり、評判も上々。 新しい別館でも昭和54年築だから、「ピカピカっす」というわけにはいきませんが、年季の入った建物を丹精こめて掃除して使っているという感じが好きなんです。 別館(Bタイプ)のほうの部屋からは、ちょっと高台に位置しているので、温泉街と針葉樹林と日本海が望めます。当時、ブログというものがあったらもう少しマメに写真を撮ったのですが^^ 料金が高くなるほど、その眺めが良くなるようになっています。 料理もコースを細かく選べるようになっているので、この際「部屋なんかより海の幸を死ぬほど食いたいんだ~~!!」という人にも十分対応可能なようです。 逆に、繁忙期でなければ、料理について「品数よりグレードを上げてください」というお願いをしてみることもできそう。ただ、基本的に家族経営+アルファなので、あんましご無体なことはいけませんよ。 「萬盛丸」という自前の漁船を所有しているだけあって料理、とりわけ刺身の上質さは特筆ものです。 海が目の前にあっても刺身のまずい宿というのはゴマンとあり、特に「湯の浜温泉」あたりは反省してほしいものですが(そのなかで立派なところは「福住」、ここはまた後日紹介します)、この宿は「旬でない魚は使わない」と宣言しています。 男鹿の郷土色も十分で、ご飯の炊き加減などにも神経を使っているので私は夕・朝食ともに大変おいしくいただきました。特注料金ですが、「石焼料理」というのが特にうまそう。 HPによれば「桶の中に生のままの魚を入れ、そこに炭火で真っ赤になるまで焼いた石を入れ一瞬で作る男鹿の名物料理です。当旅館では少人数様でももちろん、大きな桶と釜をお客様の目の前まで運び、実演いたします。 迫力満点です!」とのことです。 風呂はその後、大浴場をリニューアルし、さらに貸切露天風呂を建設中とのこと。 湯が冷めてきたら焼けた石でジュッ!とか・・いや冗談冗談(笑)。 (写真はトラベルのフォトギャラリーから拝借しました) 笹にごりの濃厚な食塩泉が掛け流し。食塩泉の最高峰のような湯でした。 今度は温度調節のための加水もしないということで、さらにパワーアップしていることが期待されます。 私は前の風呂も風情があって好きでしたが、より快適な浴場になっているのでしょう。湯船の周辺に岩が並んでいるという基本デザインは変わっていなくて、よかったよかった。 男女交代制で朝入った女性用風呂は少し狭苦しい感じがありましたが、これも「匠の技」ですっかり見違えるようになりました。 私が2度目に泊まったときは近くの居酒屋で「三味線ライブ」が大人気で、私も大勢の客と一緒に盛り上がったものです。今も健在でしょうか・・。 周辺には「なまはげ伝承館」や「真山神社」など見所も豊か。 若いカップルとかヤングファミリーよりは、旅行や人情の味わいがわかるシニアの客にオススメの宿であります。 個人的には★★★★★★!!!。 あれ、5点満点なのに・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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