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Jan 4, 2006
テーマ：ヘヴィメタルを語る(673)
カテゴリ：ディープ・パープルファミリー解説
ＨＲファンなら一度は聴いたことがあるはず。
リッチー、ロニー、コージーのいわゆる「三頭政治」時代の最高のライブを味わえるアルバムです。 私も久しぶりに取り出してみて、ハイテンションの中にも丹念な演奏ぶりがさすが見事だと改めて思いました。 ディープ・パープルの「LIVE IN JAPAN」をも超えたと評する人もいますが、それはいくら何でも誉めすぎというもの（笑）。 パープルは５人が５人ともムチャクチャ凄いのですから・・。 1. Kill The King これぞハードロックの歴史に残る大傑作！ こういう曲はコージーのマッチョで明快なドラム以外考えられません。 しかし乗ってますな～。 リッチーの間奏なんて、小節完全無視のご乱心ソロ！！ 「最後に帳尻あえばいいや」モードかと思いきや、「おいしいお約束の三連符」は律儀に果 たす・・そこがあなたの人気の秘訣（笑）。 2. Man On The Silver Mountain～Blues～Starstruck 「銀嶺の覇者」というヤツです。 レインボウのファーストアルバムは、メンバーもイマイチだったしサウンドのつくり方がよくなくて、あ～、三流バンドで苦労してるな～と思ったものですが、さすがリッチー、的確なメンバーチェンジ（ってボーカル以外全員解雇だけど・・笑）で２作目にはもう最高のバンドにしちゃってますからね。 この曲もこんなにカッコよかったとは知りませんでした。 リッチーのギターは神業といわれたパープル３期時代より冴えてるかもしれません。 しかしブルース色が強まったパープルに嫌気がさして抜けたのに、またコテなブルースにチャレンジしてるところにリッチーの求道精神を感じますね～（笑）。 でもリッチーのブルースってどこかヘン・・。 ギタリストではないので的確には言い現わせないんだけど・・。 3.Catch the Rainbow いい曲ですね～。 特にこの怒涛の盛り上がりのギターとドラム！！ ベインのベースとの相性もばっちりだ、と、思ったのですが・・このあとすぐどこかに行ってしまいました（笑）。 リッチーのライブプレイのベストのひとつだと思いますう。 いやー、彼の凄さを再認識するな～。 4.Mistreated この曲はワシのもんじゃ！と言わんばかりのギター弾き放題である。 個人的にはリッチーの♪びろびろびろ～んとオトを伸ばしてから速弾きにはいる手癖はあんまし・・ではありますが（笑）それを置いといてもいい演奏です。 この曲はIAN PAICEのドラムと聞き比べると両者の個性がわかって興味深いです。コージーは一般にオト数は少ないのですがこの曲のバスドラはけっこう雄弁。 5.Sixteen Century Greensleeves 文句なくカッコイイ演奏！しかしボーカルのバッキングでもめっちゃくちゃ弾きまくるリッチーって・・（笑）。まあ、「創業者社長」だからいいですか（笑）。 6,Still I'm Sad パープルの'You Fool No One'によく似たというか「まんま」のイントロ。 リッチーこういう曲好きなんですよね。 ディオの圧倒的な歌唱力を痛感するナンバーでもあります。 しいて言えばキーボがちょっと標準レベルなのが残念か・・。 いいライブである。これでコージーのドラムソロが入ってれば文句ないのですが・・。 ロック初心者でＨＲのカッコよさを体感したいというヒトにはまず聴いてくれ！と言いたいです。 ★★★★＋half。
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