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オフミの温泉メロディ

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Feb 11, 2006
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【CD】ザ・ビートルズ/サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド<1998/3/11>
 このアルバムを初めて聴いたときのことは鮮明に覚えている。
 田舎の中学校2年生。

当時高校生の姉がどこからか借りてきて友達とワイワイやっていたのを傍らで聴いていたのだ。
Yesterdayのようなメロディアスなヒット曲しか知らなかった私は、このポップとは程遠い曲の数々に落胆し、ビートルズ、「大したことないな~」なんてうそぶいていたものだ。
その当時の私の音楽センスはまさに自分史では旧石器時代。
「わかりやすい曲はいい曲だ~」だもんね。
 また愚かなことに、有名なミュージシャンほど上手いものだと思っていた。
だからリンゴ・スターが世界一有名なドラマーだったら、ちょっと練習すれば俺もトップになれそうだなとか(ああーっそれは口に出しては、いかんことじゃー!笑)、

 ま、要するに「絵に描いたような田舎者」だったのである(笑)。

 ビートルズのこのアルバムに顕著な、頭にこびりついてどうしても忘却できない夢のような味わいは、ピンク・フロイドあたりをひとわたり聴いたあとである日突然知覚できるようになったという記憶がある。

 本当はこのアルバムなくしてこんにちのフロイドあったか?なのだが。
いずれにせよ不気味な美しさ全開である。 ★は測定不能。

1.Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 
 
 ギターがこんなにパンクな音を出してたとは当時気がつかなかったな~。
 客席の歓声をミックスしたアレンジがすでにシュールである。なんとも気持ちがわるくて気持ちがいい(笑)。

2.With a Little Help from My Friends

 曲は美しくキャッチーだ。ニュアンスのたっぷりしたベースが聴ける。
 ドラムのハイハット踏む「サクッ」という音とシンクロするスネアの音がとてもいい感じだ。

3. Lucy in the Sky with Diamonds

 このころこの音はなんていっていたんだろう。「電子ピアノ?」(笑)
 このアルバムは壮大な音響実験室という感じもする。
 この世界の歪み感はLSDのことだろう!といわれても・・ちょっと・・。

4.Getting Better

 このカーン!カーン!というギターサウンド、夢にでてきそうなんだ!
 芸者さんが100人並んで三味線で「しゃんしゃんしゃん」。
 次、鼓隊50人、はいっつ、「ぽぽんぽんぽん」。
 次、カール・パーマーのお囃子!「チカチカどこどこどこどこっ」。
 気持ち悪いですよ~(笑)。
 しかしそれゆえに凄い曲なのじゃ~(笑)。

5. Fixing Hall 

 これも人工的サウンドの傑作。この感触をひとことでいうと、何だろう・・「密室感」か?「罠」?「完全犯罪}?

6.She's Leaving Home

 わざわざストリングスを入れて甘く仕立てているが、5と7の間に入れてあるのでどうしても作為的な甘さにしか思えない。リスナーが疑心暗鬼のまま、不幸な予兆を残すよう仕組まれたスイート・ソングか。

7.Being for the Benefit of Mt.Kite

 この曲なんか不気味の最たるものだ。そしてあの間奏!!
 どうやったらこんな曲が考えつくのだろう。そしてどうしてこういう曲がモノになると確信したのだろう。
 これがロック史上プログレの第一号だろうか?
 
8.Within You without You

 ジョージがここでインドの音楽を持ち込んだのはちょっと反則という気がしないでもない。リンゴ・スターが「その手があるならば」と♪アリラン~と歌いだしたら責任者はどう事態を収束させる積もりだったのであろうか。
 こういう曲もアルバムの中ではまったく違和感なく収まっているから不思議だ。そもそもこのアルバムのコンセプトが「ちょっとした違和感」なんだろうからさ。

9.When I'm Sixty-Four 

 一見ナイーブでのほほんとした管楽器がバックをつけるこの曲自体がどうということはないが、これも全体の流れの中では計算して位置づけられているように見受けられる。

10Lonely Rita

 これもポップ風であるが油断もスキもない。リンゴが鳴らすタムの音はすばらしくヘヴィだ。

11.Good Morning

 コッケコッコー!という挿入音から始まるこの曲もどことなく大仰でケッタイだ。たかがオハヨーなのにこの大騒ぎ、ギターもまるでツェッペリン(現れたのは一年後だっつーの)、私は谷岡ヤスジの「オハヨー!」鳥を思い出してしまう。
 エンディングはアニマル総動員。

12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise) 
 コンセプト・アルバムらしく最初のテーマ曲に戻る。
 
13.A Day in the Life 
 リンゴのプレイが矢鱈と活き活きしてキレがいい。
 ここでのオカズの入れ方とか、のちのフロイドのNICK MASONに参考にされた可能性がある(笑)。偉大なドラマーの系譜である。たぶん気のせいというか偏見であろう(笑)。

14. Sgt. Pepper Inner Groove

 う~何度聴いても不気味。アルバムに封じ込めたホーンテッド・マンション。





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最終更新日  Nov 26, 2010 05:38:35 AM
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