ADRIAN VANDENBERG(今は画家になっている模様http://www.vandenberg-art.com/)の故障により、急遽参加したのがなんとスーパー・ギタリストのSTEVE VAI!!
案の定、濃すぎるキャラでおよよアルバムはヴァイ一色に・・。
諺を思い出した。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」だっ!
しかしだ、曲そのものはなかなかいい出来でした。
アマゾンでの売値が957円・・トホホ。
★★★か・・。
1.Slip of the Tongue
イエスのような出だし、続くパワフルアンドうざいイントロはすでにしてヴァイの世界。いい曲ではなかろうか。ソロの音階ピーヒョロと動きすぎかな、やっぱり(笑)。
2.Cheap An'Nasty
WSとしては水準作かな。
3.Fool for Your Loving
パープルのロード、ペイスが入っていた頃のヒット曲のリメイク。
当時、この二人が入ってるにしては物足りないなあ~と思っていたけど、こうしてみるとこの曲は「薄味こそトータルソリューションですよ」だったのかのなあ~。
リフの音色もオリジナルのほうがいいぞ!
やっぱソロでヴァイ節が出た!わかりやすいのお~(笑)。
4.Now You're Loving
映画のタイトルバックによさそうな(ありがちな)バラードでありやす。
デビカバの声もゴージャスになりましたね。
5.Kittens Got Claws
出だしのあうあうあうあうあうあ~!!(あがひとつ多かった・笑)で決まりだすね。
こういうノリの曲でのヴァイは最高によい。スペーシーだし表情豊かだ。
リズムセッションがちょっとベーシックかな・・。ベースは、もちょっとゴリゴリ決めて欲しかった。
6.Wings of Storm
うむ~このピコピコドコドコ、ヴァイのソロアルバムみたいだな~。
でもここでのギターソロはなかなか、てんこ盛りながら、いい感じですよ。
7.Deeper the Love
またもやAOR風の売らんかな体制のサウンド。
時代の要請か(笑)。
このあんかけ風のエコーが好きでないな~。
8.Judgment Day
このイントロのフレーズはダブルバスorペダルでないと無理だね。
なかなか壮大ないい曲であります。キーボがさらに奥深いと良かったかな。
9.Sloe Poke Music
サーペンスの時代にちょっと帰った感じのノリです。
こういう細かいスタッカートの多い曲になると、メンバー全員凄腕ってことがわかります。
10.Sailing Ships
スコピ風にはじまるが、中身はZEP「天国への階段」に近い曲調の大作だ。
これはアルバム中一番気にいっている。
カバの声がちょい苦しいのが残念だが。