【Aポイント+メール便送料無料】エリック・クラプトン Eric Clapton / No Reason To Cry (輸入盤CD)【YDKG-u】Eric Clapton『No Reason To Cry』
イントロがさっと流れただけで、おっ、これはヨイぞ!と嬉しくなります。
なんとゲスト・ミュージシャンが40人!
まるでクラプトン・トリビュート・アルバム!(本人いるって・笑)
特にザ・バンド色が飛びぬけて強く、時にはザ・バンドにクラプトンが客演しているかに感じる。いいのは1,5,7,10あたりかな。
クラプトンのアルバムの中でも傑作に入ると思います。
★★★★
vocals, guitar / Eric Clapton
guitar / George Terry
bass /Carl Radle
keyboards / Dick Sims
drums / Jamie Oldaker
backing vocals / Yvonne Elliman
backing vocals / Marcy Levy
guitar / Robbie Robertson
bass / Rick Danko
organ / Garth Hudson
piano / Richard Manuel
drums / Levon Helm
guitar, vocals / Bob Dylan
guitar / Ronnie Wood
keyboards / Billy Preston
keyboards / George Fame
percussions / Sergio Pastora
1.Beautiful Thing
これなんかハナっからバンドそのものですよね。リチャード・マニュエルとリック・ダンコの作です。タイトなドラムもレヴォン・ヘルムのほうですかね。この、シュタタッ!!と、きっしりと詰まった釜庄のカニのような(ありかあ~っ!)スネアの音が味わい深いです。
英語力のイマイチな私には、こういうシンプルな歌詞がわかりにくいです。
come down とかbring around とか、stand inとかこういう簡単な動詞+前置詞というパターンが一番意味をとりづらいのです。
渋いスライドギターはロン・ウッドのようです。
2.Carnival
ドゥービーにも通じる、アメリカン・ロックの明るいノリです。
歌詞もえらく単純で。
カーニバルさ、いぐべ~。
こればっかし(笑)。
ドラムは割に手数多しです。ジェイミー・オルドカーかな・・。その他パーカッションも多数参加、ニギヤカな曲です。
3.Sign Language
おお、うれしや、ロビー・ロバートソンのシャラポワ~なギター(意味不明)が聴けます。
このプレイでは特にいつもよりさらにオモロイ音を出しています。彼がパープルのHIGHWAY STARを演奏したらどういう風になるだろうなあ、などと下らんことを考えて、ちょっと噴出しました。
そしてクラプトンとボブ・ディランのデュエット。
私はディランは「特に・・」なのですが、好きな人にはたまらないでしょうね。
歌詞の末尾のフシ回しがいかにもディランですね。
4.Country Jail Blues
大御所人格者の彼もズブズブのドラッグ中毒者だったことがあるんですよね・・。
「コカイン」にも似た、ダウナー系の曲です。
イントロのピロリ~というギターのオカズでトミーボーリンを思い出してしまいました。
ここの歌詞も単純。
おらは留置所さいるだ~。
サクっとしたスネアの音よし。スライド・ギター(これはクラプトンらしい)の音色を味わいましょう。
5.All Our Past Times
ザ・バンドの超名盤「南十字星」にこういう曲ありましたねえ。
'Hobo Jungle'だったかな。
このボヨンボヨンと弾力性のある弾き方はダンコですね。
あっ、クレジット見たらこの曲はクラプトンとダンコの合作でした。道理で。
リードギターはロン・ウッドだそうな。
I don't want to be the one to say I'm sorry.
I don't want to be the one to take the blame.
I don't want to be the one to throw it over.
I don't want to be the one to feel ashamed.
I don't want to be the one who thinks of nothing.
I don't want to be the one to tell you what you have seen.
After all this time, well I thought that you were mine.
I just want to be the one who would share this dream.
いいですねえ・・このアルバムのハイライトだなあ・・。むう、演奏したくなってきました。
6.Hello Old Friends
シングル・カットされ結構売れた曲。さもない歌詞のさもない曲なのですが・・。
この曲のときはなぜか、あれこれやってるキーボのバッキングに耳が行きます。
7.Double Truble
オーティス・ラッシュの有名なナンバーです。
クラプトンの熱唱、気合の入ったギター。
しかもあらかじめ頭にいれていた「キメウチ」ではなく、どことなく即興でやっちゃったようなノリですね。ああ、こういうギターが弾けたらいいな。
アルバム中、最も聴き応えのあるうちのひとつでしょう。
8.Innocent Times
この女性ヴォーカルは、当時クラプトンのコンサートにもよくコーラスに起用されていたマーシー・レヴィですね。
喜びにみち、自由で恐れを知らなかったあの頃の感覚をただもう一度だけ・・と爽やかに歌い上げます。アルバム中一服の清涼剤か。
そこはかとなく、カナダあたりの田舎の酒場で聴いているような気分になります。
そこでの自分は、半ば酔いつぶれながら、INNOCENT TIMES~と口ずさんだりしているはずです。
9.Hungry
この中腰入ったリズミカルさ、これはクラプトンの80~90年代あたりに繋がっていくようなナンバーではないでしょうか。ハネきったリズムなのにひたすらムッとしたベースをしているのは盟友の故・カール・レイドルか。
スライドギターをひたすら楽しみますか・・。
10.Black Summer Rain
曲調はデレドミぽいです。
そう、♪Waiting for a momentのあたりが。
ところどころ、ザ・バンドの曲の影響も感じます。
しかし、やはりどことなくポップでもあるのでした。
この曲、いいんでないかい?
11.Last Night
ベタなブルースナンバーです。歌詞もえらく単純なものだ。
あるブログによると、プライベートセッションの音源をそのまま入れてしまったらしいです。
そう言われれば・・。