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テーマ:洋楽(3359)
カテゴリ:洋楽(ロック・クロスオーバー)
ジミの遺族が何年もかけて集めたトリビュート曲の数々。 クラプトン、ジョン・リー・フッカー、サンタナ、レニクラなど「ジミヘン杯紅白歌合戦」の様相だ(もうちょっと格調高い表現ができんものか・・) もちもち、これは★★★★★だ。ベタかな~と思いつつ・・。 1.Gratitude/James"Al"Hendrix ジミの父のご挨拶。一体いくつになるんだ? 「こんなにも長い間ジミのことを思ってれたすべてのミュージシャンと世界に感謝したい」とか言おうとしていきなり「すてーん」とコケるのがご愛嬌。 2.Are You Experienced?/Musiq 正直、初めて聴いたとき、なんと詰まらんアレンジかと思ったがだんだん味が出てくる。 ビーンビーンと同じ音階を叩き続けるピアノの音が独自の酩酊感を与える。 3.Spanish Castle Magic/Santana featuring Corey Glover 一転してテンションの高いハードファンクだ。 こういう野太く動きまわる、弾力的なベースがなんともナイスです。 4.Purple House/Prince わりとコテなブルースをプリンスでやるというのがまた、変わった趣向。 一人一人のプレイにほどよいダシが効いていて、さすがと思わせる。 5.The Wind Cries Mary/Sting しかしスティングてのはスケールの大きいギターを弾きますね~。 しかもこのようなさら~っとした曲で、よくぞこのような盛り上がりを演出できるものだ。 このアブストラクトなイメージ、ちょっとベックのワイブ・ワイヤーを思い出してしまった。ここでのダブルバスのドラムは誰だろう。 6.Voodoo Child(Slight Return)/Earth Wind & Fire/ ジミ曲がそれ以降のロックやファンクの芸術の知見によってさらに極度に素晴らしい作品になるという事例を多く見てきたが、これもそうした成功例ではなかろーか? ジミのフレーズって、そういうブレイクスルーをもたらすものだったのだね~。 7.Power of Soul/Bootsy Collins featuring George Clinton&the P-Funk All-Stars 思わず体が動き出す濃厚ファンクのアレンジ。70年台後半わりとこういう曲聴きました。そうそう、”That's the Way”とかね。え?全然違う?? この時代、ちょっとロック離れしていて、パチンコでとったテープしか聴かなかったから・・。 8.Burning of the Midnight Lamp/Eric Clapton 温泉に行く途中、クルマの中で初めて聴いたとき失望したが、これもだんだんかみ締めているうちに良くなるというヤツだ。 なんというか、クラプトンの優しさが身体に沁みてくる。 イントロの「♪ピロピロピロロ~ン」が耳に残って離れない。 ギターソロもいかにもクラプトン。ジミヘンへの敬意から、フレーズも練りに練ったのであろう。キレイでスゴイ。 9.Have You Ever Been(To Electric Ladyland) /Lenny Kravitz レニクラだ。 やったな~。PTAの演奏会で(笑)。 この人の曲もなかなかヨイのであります。 で、なぜかスリー・ディグリーズを聴きたくなてしまった(笑)。 誰か理由を説明していただきたい(笑)。 10.30Years/James"Al"Hendrix 折り返しアル父っつあんの挨拶。 11.Who Knows/Devoted Spirits featuring George Duke 華麗なキーボの「利き酒大会」といった趣かな。 12.Purple Haze/Robert Randolph & The Family Stone 本当、デデデー、デデデーデデデのキメはよく考えたもんだな~。 「王様」のバカ!何聴いてもあんたが歌っているように聴こえてしまうではないの(笑)。 このンパーパンパーのベースが好きだな~。 超ヘヴィーでいいねえ~。 (ドラマーの習性でベースばかし聴いてしまう・・・) ギターのぶっ飛びようが今ひとつのような気もするが。 13.Going Home/Velvet Turner あっという間に通過してしまって何がなんだかわからなかったっす。 14.Little Wing/Chaka Khan&Kenny Olson 何と!こういうアレンジもあったのだね。 夜っぽいけどダイナミック。さすがディスコ・クイーンのチャカカーンですよ。 一瞬何のアルバム聴いてたんだっけな・と前後不覚になるなあ。 15.Castles Made of Sand/Sounds of Blackness うむ~ちょっと私の趣味には合わないかな・・。 16.May this be Love/Eric Gales おっ、エリックゲイルのおっさん、好きだな~。 ジミヘン奏法の対極にあるシブシブ奏法だけど、一音ごとにタンニンとカテキンが滲み出てきます。 17.Foxy Lady/Cee Lo 「狐っぽ~い」ですな。ああ~っ演奏したい!この曲! でもトリビュートでこういう曲はさぞかしプレッシャーが大きいだろうなあ。 18.Red House/John Lee Hooker ジョンリーのレッドハウス。4と同じ曲。 硬質でシャープなギターサウンドが酔わせる。 19.Little Wing.3rd Stone from the Sun/Steve Ray Vaughan & Double Trouble これ一曲だけで2800円くらいの価値はある。 何度も繰り返し聴いたが、名演としか言いようがない。 なんでこのヒトはこんなに歌心とボキャブラリーがあるのだろうか。 グリグリとヒッソリが実に好配分で快適なトータルソリューションをローコストで実現(何を言っているのか)。 私がもしもギターやってたら、絶対コピーしたくなるだろうな。カッコ良すぎだものなー。 でもキメ細かいドラムのサポートもイカしている。 ひとつフレーズ盗んだゾ。 (なお、この曲聴くとショーケンが主演していた「前略おふくろ様」という番組を思い出すのは私だけであろうか。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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