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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:海外情報
本日は北京から長春市に移動。 昔はこの区間の飛行機がボロでねえ・・。 そういえばこんなエピソードがあったっけ。 私の右隣にはあのとき国際学会でアフリカから来たとかいう男が座っていた。左隣には私の通訳として同行していた「日本語を話せるが英語がダメな中国人」、がいた。 男が持っていた機内食をどうしても食べようとしない。 「私は今ラマダンだ。日没になったら食事を持ってきてくれ」 「今食べてもらわないとこまるんだけど」 「日没になったら食うからとっておいてくれ」 仕方がないから私と中国人同行者がスチュワーデスの間に立って、英語→日本語→中国語、中国語→日本語→英語というリレーでやりとりすることにした。 極めて滑稽な状況である。 その後男は窓の外をじーーーっと凝視していたが、目的地が近づき、飛行機がとこれから着陸態勢という段になって、日没を見極めたらしく、 「食事を!急いで!」と叫んだ。 スチュワーデスはあからさまに不機嫌な顔をしながらも機内食を出すと、その男は猛烈な勢いでそれを腹に収めた。 それと同時くらいに、飛行機は空港に足を着けた。 滑走路はデコボコである。 ガガガガガ・・ドシャーン! 衝撃で、機内のラゲージボックスのフタは見事なまでに全部ばっかりと開いた。 男はあきれ顔でスチュワーデスに向かって叫んだ。 「バッド・メンテナンス!!」 俺と同行者は顔を見合わせた。 「し、知るかああ~~~っ!」 ところで中国で、「航空障害保険」のことを、なんて言うでしょうか! 答えはこの写真にて。 航空意外保険! 長春市は吉林省の省都。満州国の首都だったころは、新京と呼ばれた。 写真はとらなかったが、去年の秋に新しい空港がオープンして省の中枢都市としての体裁がやっと整った。なにせ以前の空港は、トイレの個室に扉がなかったんだから・。 満州国時代に日本の関東軍司令部があった場所はまるでお城。ここは今「中国共産党吉林省委員会」となっている。 次回はいよいよラストエンペラーのロケにも使われた「偽故宮」を! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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