|
テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:海外情報
日本にとって北朝鮮はものすごく感覚的に遠い国ですが、中国と北朝鮮の距離感はだいぶ違っています。
もちろん出入国などはかなり厳密なのでしょうが、私の友人の長春市人民政府職員などはまるで国内旅行のような感じで何べんも往来しています。経済的な交流も緊密なようです。 街中には北朝鮮の国家が出資している料理店もあり、結構繁盛しています。 昼食はここ、「仁風閣」で。 店内は伝統的様式を用いつつスマートなつくりで、木の香りがただよっています。 まだ高校出たてくらいの子が次々と大皿でやって来る料理を一人づつ、一生懸命小皿に盛ってくれます。 今どきの日本では見られないとても健気な姿ですが、チマチョゴリの襟に目を転じると、あの「北朝鮮バッジ」が・・。 「気を引き締めろ!!」と自分に言い聞かせます(仮に油断したからとて、どうなるもんでもないのですが・・、まあ、なんとなく)。 「ムル・ジュセヨ(水ちょうだい)」と言うと主任さんのような人がささっと来て、数種のソフトドリンクを提示してくれまし。 料理は激ウマでいうことなし。 肉はプルコギのほか、蒸した中国牛たんも出ました。 ネギ、コチュジャンなどをつけ、サンチュで巻いて食べます。 他の料理も何でもサンチュに巻きたくなりますが、「それは違う」とはんなりと注意されます。 焼き魚は、「巨大ししゃも」のような味で大変結構でした。 帰りがけに渡されたティッシュには中に「薄いハナガミ」でなく分厚いナプキンが何枚も入っていて、これは使いやすかったです。 わずかに北朝鮮を儲けさせてしまったかという悔いは残りますが、この神経の行き届いた運営は見事だったことは認めざるを得ません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[海外情報] カテゴリの最新記事
|