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テーマ:洋楽(3359)
カテゴリ:ビートルズファミリー解説
数あるビートルズのアルバムの中で一番のお気に入りがこれです。
ビートルズが設立したアップル・レーベルからの第1弾アルバム。 最初で最後の2枚組のオリジナル・アルバムでまっ白なジャケットから『ホワイト・アルバム』と呼ばれています。 中にはどうでもいいような曲もあるにはありますが、このアルバムにはそれを補ってあまりある、たくさんの宝石のような美しい曲が収められています。 ビートルズという枠組みが崩壊してメンバーの「個」がはじけたアルバムとも言われます。しかしその後のポールは本当にイイ曲書かなくなりましたね・・。 1. Back in the U.S.S.R. チャック・ベリーの「バック・イン・ザ・U.S.A.」をチャカし、ビーチ・ボーイズ風コーラスを聴かせる。ソヴィエトに帰るんだとウキウキと歌うという悪ふざけ。 アルバムのしょっぱなからかましてくれます。 楽しいわけがないだろう!(笑) 当時モスクワの空港は暗かった・・関係ないか(笑)。 軽快でキッシリまとまったナンバーです。 一曲目には確かにこれしかありません。 2. Dear Prudence 大好き曲その1. どことなくこの世とあの世の境目を行き来しているような感覚に陥るのはなぜでしょうか。 と、思っていましたが、ナゾがとけました。 マハリシのところで瞑想をしているキャンプでプルーデンスという女性が小屋に籠ったっきり出てこなくなった、ということをネタにしていたのです。 後半、リンゴのドラム,オカズが続きます。下手(笑)。 ↑と書きましたが、これも訂正。ドラムを叩いたのはポールだったそうです。 3. Glass Onion この曲もどことなく不思議じゃないですか? 一口プログレというか。 I told you about strawberry fields You know the place where nothing is real Well here's another place you can go Where everything flows. Looking through the bent backed tulips To see how the other half live Looking through a glass onion. ストロベリー・フィールズの話をしたね 何一つ現実ということがない世界 もうひとつ別の世界があるよ すべてが流れ、何一つとどまるもののない世界 折れ曲がったチューリップから覗いて見てごらん もう半分のいのちの営みが見えるだろう グラス・オニオンから覗いて見てごらん ラストのストリングがこれまた不気味。 4.Ob-La-Di, Ob-La-Da. 屋台のあんちゃんのデスモンドがバンドのシンガーと結ばれて幸せな家庭を築く。 わかりやすい曲。おもちゃ箱をひっくり返したようなサウンド。 暖かくてとてもハッピーです。 5.Wild Honey Pie 悪夢のような冗談のようなナンバー。 ビートルズの凄さを感じるのはこんな曲を聴いたときではないでしょうか。 6. The Continuing Story of Bungalow Bill 出だしの大真面目なスパニッシュギターで笑ってしまいます。 この曲もな~んか怖いぞ。 おい、バンガロー・ビル、何をやらかしたんだ。 ほら、子供たちが歌いだしたど~うしても忘れることのできない夢のようなシュールさであります。 7. While My Guitar Gently Weeps 大好き曲その2. この曲でエリック・クラプトンの名前を知った人も多いのではないでしょうか。 私もそうなのであります。 子供のとき姉とこんな会話をした覚えが。 「このギターソロ、ジョージはこんな風にはひけないんだって」 「確かに全然違うな。誰がひいてんの」 「ジョージのギターの先生」 「確かにオトがよく伸びるね」(←って、サスティンだろう!) 私はジョージ・ハリソンが家庭教師みたいなのをつけて、懸命に練習している姿を思い描いていました。 「ほら、左手の指はもっと柔軟に動かすんだ!」とか言われてね(笑)。 このアルバムをピシッ!!とひきしめている名曲中の名曲です。 ・・続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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