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テーマ:洋楽(3359)
カテゴリ:ビートルズファミリー解説
このアルバムには「この世とあの世との境目」のような曲が多いと書いたが、それもそのはず、彼らがインドに滞在し、一日何時間と瞑想の修行をしていたという時期にインスピレーションを得たり録音した曲が多いのだ。 え・・ビートルズファンにとっては常識?失礼しました。 私はまったくそのことを知らず、そういう感想を持っていました。 リンゴは食事が合わないといって一週間で帰ったというのは本当かな? 18. Birthday 一転してプリミティブな3コード。 「Mildred & Patty S. Hill作」とある。 リンゴは意識的にアホみたいに単調な太鼓に徹している。 でもスネアのオトがいい。 ボーカルが入ってビックリ。 今日は君のバースデイなんだね。 俺も今日がバースデイなんだよ。 というぐらいのことで・・大丈夫かっ! 後のグランジに通じる異常なテンションである。 19. Yer Blues ある解説によれば「イギリスのブルース・シーンを風刺している」というのだ. 歌詞を読む限りコテコテなブルーズなのだが、誰かのをパロっているのかな。 ビートルズは演奏のレベルで聞かせるバンドではないし、当時スゴ腕のブルース・バンドがゴロゴロしていたろうから、どこかに「逃げ」をこしらえてるはずだ、どとつい勘ぐってしまうのだが。 20. Mohter Nature's Son 貧しい田舎で生まれた無垢な少年をテーマにしている。 自然の風景、自然から聞き取る音楽・・とても素性のいい曲なので、こんなに淡白にさら~っと流さずに、じっくり煮詰めて欲しかった気も。 21. Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey どいつもこいつも何か隠しやがって。俺と俺の猿以外はね。 来いよ、楽しいぜ。 どういう曲なんだ?やっぱあっちのほうの曲か? もりもりした弾力的なベースに耳がいく。 22. Sexy Sadie セクシー・セディ、なんてことをしてくれたんだ。 お前はみんなを侮辱したんだぜ。 ある晴れた日、世界は恋人を待ち構えていた。 彼女はついにやって来た。みんなを夢中にした。 セクシー・セディ。その中でもあんたがベストさ。 そのあと・・ お前はただの自信過剰、お前はただそれだけの男なんだ。 と続くのであれ?ニューハーフのハナシなのか?と思ったら、真相はこういうことのようだ。 またまたウィキペディアより引用: ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ビートルズはTMの受講者であった。マハーリシが性的虐待を行ったという主張の後、ビートルズは彼に対する失望を露わにしてTMから離れた。マハーリシに対する皮肉は「セクシー・セディ」という曲に表れる。この主張は後に根拠がなかったとされ、ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンは後年マハーリシに対する支援を表明した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー これだからビートルズの曲は額面どおりに受け取れない。 フツーのラブソングとして聴いていたら大恥かくところであった。 23. Helter Skelter 1968年、アメリカで女優のシャロン・テートらを殺害した殺人鬼チャールズ・マンソンは、ビートルズの「Helter Skelter」と「Piggies」を聞いたことが動機となったと語ったことは有名な話である。 そもそもはポールがTHE WHOのピート・タウンゼントがインタビュー記事の中で最高に騒々しくて、粗削りで、妥協の余地のない曲を出したよと語ったことに触発されてこしらえた曲だった。 リンゴはもっとうるさく!もっとうるさく!というポールの注文に、指から血を出しながらドラムを叩いていたという。 「指が血だらけになっちまったよお~~」とリンゴのキレた声がさいごにこだまする。 そのおかげでツェッペリンサウンドのヒナ型のようなものが出来上がった。 ベースはまるで「琵琶法師」のようだ。 24. Long, Long, Long ハリソンのラブソングのアプローチはまた一味違う。 しかしこの不気味なエンディングは一体何なんだ? どういう意図でこの不吉なサウンドを入れたのかどなたかわかりますか。 続く。あと5曲。ゼエゼエ・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 10, 2006 07:01:56 AM
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