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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:海外情報
ハルビン市は黒龍江省の省都。中国東北地方の政治、経済、科学技術、文化、交通の中心る。ハルビンの語源には2つの説が拮抗しており、ひとつは「白鳥」、もう一つは「二つの川に挟まれた地」。
ハルビンは19世紀末まで小さな漁村に過ぎなかったが、1896年、清朝の欽差大臣、李鴻章はロシアの吉林、黒龍江両省での鉄道建設権を譲渡する「中ロ密約」を交わした。ハルビンはその後、東清鉄道の中心地として急速に発展し、20世紀初頭にはロシア、イギリスなどが総領事館を設置するほどの国際都市となった。さらにロシア革命による亡命貴族、白ロシア人が多数大金を所持して移住して来た。 街の中は古い中国のボロボロの建物、比較的手入れのいいロシア風の豪奢な建物、最新の高層近代建築が混在しており、歩いていると頭がクラクラしてくる。 ここはどこ?私はだれ?という感覚だ。ああ、カメラが不調でイライラする。 夕食は「東方モスクワレストラン」(なんて名前だ)。 外見は何の変哲もないレストランなのだが、中はボリショイ劇場風のステージを持ったビアパブ。2階をぐるりと囲む桟敷席まで着いている! ロシアのダンサーズのショータイムもあり、なかなか楽しかった。 ロシア語でいうとオーチン・ハラショーであった。 ハルビンは世界で3番目にビール消費量の多い土地柄らしい。 中国北端の地で、そのハルビンビールを飲みながらボルシチをすすり、スリー・ディグリーズのナンバーを聴いているというのはどうにも面妖な状況である。 ダンサーズはショータイム終了後、客席で飲んでいた。私の一行の一人が話しかけ、カタコトのロシア語でつかのまの交流。なかなか気のいい人たちだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 10, 2006 08:13:33 PM
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