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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:遠刈田・鎌先・小原温泉(宮城)
土曜日に、すぱエール蔵王で日帰り入浴を楽しんできた。
「サンルート蔵王」をリニューアルしたホテル・エール蔵王が早くも営業停止、その手前にま新しい日帰り専用施設ができた。 「蔵王」の名は付いているが、泉質としては遠刈田温泉郷に属する。 「神の湯」という公共系の入浴施設ができたばかりなので、まだ客足はそちらに向いているようで、土曜なのに非常に空いていた。 入館料800円。あっ!「大広間は用意してございませんのでご了承願います」という張り紙が・・。 どうしたことだろうか。 日帰り施設にごろごろできる大広間がないというのは。 貸しスタジオに行って「キーボードを置いてません」位のがっかりである。 風呂入ってウトウトして、また入って・・というのが楽しみなのに。 貸切の個室はあるが一時間で1000円、一人でそんな部屋を借りる気にはならない。 立派なロビーで仮眠を取ることはできるが・・この施設、大きくしくじったのではないか。 館内はややハイグレードなリゾートホテル風なので、ここに大広間をもってきたくなかった気持ちはわからないでもない。 これからでも目立たない陰のほうにでも増築したほうがいいと思う。 客ダネが落ちる?確かに田舎のオッサンオバハンはいない。しかしだ、それを補ってあまりあるファッショナブルな(死語か?)オネエチャンたちが、これからごやごや集まってくれるだろうか。 お風呂は内湯、サウナ、リラックスサウナ(低温の岩盤浴)、露天風呂となかなかよろしい。遠刈田系の濃いカーキ色の湯がじゃんじゃんとかけ流されている。 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物炭酸水素塩泉、低張性中性高温泉。 人が洗い場に行ったスキにあわてて撮影したので写真がよくないが、実際はもっと広々している。ただ、せっかくのたっぷりとした林に面しているのにガラスの下に貼った目隠しがじゃまだ。男湯くらいは、もう少しテープを低くしてもいいのではなかろうか。 低音の岩盤浴は6人くらいは並ぶことができる。非常にぬるいので、ここで仮眠をとることもできなくはないか。 露天風呂はさらに緑が心地よい。十分な広さでお湯も贅沢に流されている。 この風呂は正面と真上が開放されているのだが、上部のぶ厚い梁が緑を遮ってしまっいるのがもったいない。この上に建物が乗っかっているわけでもないのに、どうしてこんな設計にしたのだろうか? レストランでは「山菜そば」700円ナリを注文。 何の変哲もないそば、山菜もカンズメに入っているようなものだが、味は非常によかった。 思わず うむう・・・よいダシを使っている。枕崎の最上品か・・。 とうめいてみたが、ナニ業務用のフツーのダシかもしれない。 いずれにせよ自分にはバカウマで、汁まで全部飲み干してしまった。 全体的に言って、この施設、せっかく上質につくっておきながらツメが非常に甘い。 これだけの建物なのだから専門家や利用者の意見を取り入れ、こまめに改善を図って繁盛してほしいと心でエールを送るのであった。 ※注 この施設は2010年時点で廃業しています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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