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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:その他の宮城の温泉
仙台の自宅から1時間未満の場所でこれまであまり色気を感じなかったのがここ、色麻温泉である。天下の鳴子温泉郷に向かう途中、「かっぱの湯」とかオススメされても、ねえ・・。という感じだった。
初めて色麻温泉にまっしぐらに進む道はしかし、とても素晴らしかった。 スクラムを組むように低く構える山々に囲まれ、青々とした平地が伸びている。 ああ、豊かだ。平和だ。 「日本の風景」ここにあり、という感じだ。 その何もないぺったりした風景に突然現れるのがここ、「平沢交流センター」。 10年くらい前にはもっとこじんまりした施設だったが、好評につきそちらを旧館として連絡通路でつなぎ、この威風堂々とした新館をつくったという按配だ。 ここでも紹介した「薬師の湯」と10キロ位しか離れていないのに、大丈夫か? 入館券を購入。大人一日券1000円、短時間券500円。 この場合の「短時間」とは平日3時間以内、土・日・祝日2時間以内をいう。 新館のほうの風呂はこんな感じだ。田舎の公営温泉施設の例にもれず、サウナ、ジェットバス、バイブラバス、気泡浴などを備える。スキをねらって撮った写真の右側の浴槽がそういう浴室装備のオンパレードで、湯面がまるで荒れ狂う大海原のようになっている。落ち着かないことこの上ない。しかも湯もかなり加水循環されていそうでなんらスーパー銭湯と変わらない。 洗い場は非常に少ない。こんなにでかい浴場なのに6人並べばいっぱいなのだ! なんというアンポンタンな設計だろうか。混んでいたのに、私が湯船の写真を撮ることができたのは、みんな洗い場にはりついていたからである。 一体なんのための自然の恵みであろうか。 気を取り直して渡り廊下を経て旧館のほうに向かう。 ここには、10人くらいは入れる内湯と4、5人はOKな露天風呂がある。こちらのほうがよほどまともなつくりだ。湯もより源泉に近い。 湯はアルカリ性低張性単純泉。入浴後数時間肌の状況良好だ。 私はこの湯で写真を撮るチャンスを狙ったが、地元の「通」ははじめからこちらの湯を狙うようで、なかなかスキがなかった。 なお、大広間などは随所にふんだんに用意されているので、寝転がる場所に困ることはないだろう。新館の大浴場のつくりに不満なので★★★。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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