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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:秋保・作並温泉(宮城)
前回は秋保温泉の恵まれた自然を紹介したが、これから文化施設をいくつか。
まずは日本では珍しい「万華鏡美術館」。 皆さんは「辻 輝子」という陶芸作家をご存知だろうか。 1920年、東京日本橋生まれ。 38年、大森光彦、富本憲吉に陶芸、浅香金四郎に日本画を師事。39年サンフランシスコ万国博覧会出品。41年東京府現代工芸美術展特賞。 55年北大路魯山人との交流。78年東宮御所にて陶芸展。現在も活躍中。 この万華鏡制作も手がける陶芸家が館主、越智宏倫氏に作品千点を委ねた。館主の言葉によると「先生の作品は自然のもっとも輝かしい美の瞬間を捉えておられ、永遠の息吹の感じられる珠玉の宝」。 この美術館は、おおまかに分類すると辻先生の陶芸や日本画、辻先生の万華鏡、世界の万華鏡の3つの部門からなっているということができるだろう。 三階は「陶器第二展示室」。辻先生の陶芸や日本画が展示されている。 ここでは万華鏡以外の作品を鑑賞する。私はこれらについてなんら専門的鑑識眼を持つものではないが、そんな私でもぐぐぐいっと心を吸い寄せられる作品が並ぶ。 「秋保工芸の里」は、仙台たんす、伝統こけし、江戸独楽、茶用道具、自然木加工、埋もれ木細工、木地玩具、あい染等の伝統工芸の工人たちが住み、制作活動を行っている施設である。 作業の様子を見学することもでき、また自分で体験できる工房もある。むろん作品の購入も可能。 ここは近くに来たら、ぜひ立ち寄っていただきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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