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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:秋保・作並温泉(宮城)
広瀬川と新川川が合流するこの理想の環境に「ニッカウヰスキー」の仙台工場が完成したのは、1969年のこと。
この工場は一般の見学を、つねにガイド付きで無料で説明してくれるシステムを持つ。 新緑や紅葉の時期は、中央の湖には白鳥が群れ遊び、新川川の河畔は芋煮会場になる。 (写真はHPより) 年間を通すとおよそ20万人がこの工場を訪れるという。 「ご見学受付」はすでにウェルカムモード。映像も備えた展示室を兼ねている。ここでウイスキーの製造過程も頭に入れることができる。 ここの景観上のポイントはやはりキルン塔。 ピート(草炭)を燃やし、麦芽を乾燥させるのだ。 見て楽しいのは蒸留棟(ポットスチル)。 ここでアルコールを取り出す。蒸溜は2回おこなわれる。 このポットごとに紙垂の注連縄(しめなわ)が回してある。 これは創業者の竹鶴氏が造り酒屋の御曹司だったことに由来しているのである。 そして思わずおーっ!!という叫びがもれる貯蔵庫。 オーク材の樽が山と積まれている。 樽ひとつひとつで熟成の速度が異なるそうだ。 概して、上の樽のほうが早く熟成する。 この樽の山をみていると、このウイスキー作りに携わる人々の魂が伝わってくるような、厳粛な気持ちになる。 そしてこれまでのお勉強モードから一気に開放してくれるゲストホールがある。 試飲コーナーでは無料でこのウイスキーが大盤振る舞いされている。 私も知人に教わったのだが、ここのウイスキー入りソフトが絶品なんだそうな。グラスにウイスキーをそそいで、そこにソフトクリームをぐるぐると・・。 この工場、本格派のウイスキーを生み出す場としてだけではなく「みどころ満載、ホスピタリティあふれる観光スポット」として、仙台が誇りうるものである。近くまで寄られた方はぜひ一度ご見学を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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