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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:秋保・作並温泉(宮城)
ここ「秋保・里センター」は仙台市が建てた、できたてピカピカの施設である。「道の駅」などにもいえることだが、最近の公共施設は本当にムダなところがなくセンスよくできているものが多い。この施設もかなりの水準で仕上がっているように思われる。 駐車場、トイレはもちろん、建物には観光案内所、ふれあいスクエア、多目的ホール、レストランなどを備える。 「ふれあいスクエア」とは、秋保の工芸品などが網羅される展示コーナーや「秋保みちしるべ」などからなる。 この案内ボード「秋保みちしるべ」を見てくだされ。 壁一面がマップ。絵のほかに映像3台も駆使し、とどめにパンフレットを下に置いている。この規模の施設で、こんなにすごいマップはざらにありませんよ。 こうしてしみじみと眺めると、秋保にはホントに見どころが多いよなあ・・仙台っ子でも見落としていたスポットも結構あることに気づく。工芸家が集まっているエリアもあって、秋保の文化発信ゾーンとしての一面も、再確認させられる。 だがなんといってもここでのこだわり一番は「秋保電鉄コーナー」だろう。 秋保電鉄とは、1914年(大正3年)から1961年(昭和36年)まで、秋保石の採掘・運搬と温泉への湯治客の輸送を目的に長町~秋保温泉間を往復していた幻の鉄道である。その路線をジオラマにし、昔の改札を原寸大で復元までしたのは誰だっ! かなりの好き物ではないかと推察される。 ジオラマでは、駅の近くのお店まで再現されており、当時の生活ぶりが匂ってくるようだ。長町・富沢・鈎取・太白山・茂庭・北赤石・湯元・・それぞれがどんな駅だったのか、しばし思いをはせた。このジオラマの前に立ち尽くし、「ああ、わたしの秋保電鉄!」と涙をぼろぼろ流すお方もあるだろう。 ・・・人生いろいろである。 /////////////////////////// 伝承千年の宿 佐勘 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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