|
テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
「鳴子温泉郷」は鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、鬼首温泉、中山平温泉の5つの温泉郷の総称である。
開湯以来1100年。秋保、飯坂と並び、「奥州三名湯」と呼ばれる。 日本の天然温泉の泉質は11種類あるといわれているが、そのうち9種が鳴子温泉に揃っている。 (下の2枚の写真は鳴子温泉組合HPより) 近くには天下の名勝、「鳴子峡」。特に紅葉の美しさは息を呑むほどで、東北一円から観光客を集める。 なかには一軒で4種類もの泉質を持つ宿もあり、日本でも指折りのスーパー温泉郷といえるだろう。 <鳴子温泉・旅館紹介> 鳴子ホテル、鳴子観光ホテル、横屋、亀屋などが大どころだが、そういった宿には泊まったことも入浴したこともないので、私が立ち寄ったことのある宿に限定してご紹介申し上げる。 ■旅館すがわら ここの泉質は、鳴子のなかでも独自路線。 中山平に似た、とろ~り感覚なのだ。 「摩天風呂」と名づけられた混浴の大浴場は宿の規模に割りに思い切り大きいし、料理は手作りで最後までおいしくいただける。 6年前宿泊したとき、朝ロビーでお話しした本田さんという従業員の方は、帰りがけ、露天に入っていた私のもとにひょっこり現れ、「これから非番だけど、これ持ってって」と「茄子のからし漬け」をもたせてくれた。 今この方はいらっしゃらないようだが、こういうことがいつまでも良い思い出になるものだ。 ■国民宿舎 ホテル瀧島 ビジネスホテル風で、いつでも気軽に一人でも泊まれる。 休憩のみもアリとまことに便利だ。部屋はまあ合宿所みたいな感じだが、座りながらにして正面に荒雄川が見えるところが良い。 トイレなどは共同。 食事あり、なしを選べるが、ここは素泊まり(4150円!!)で温泉街探索の足場にするのがよさそうだ(近くに「銀の匙」という美味しい洋食屋があるし)。 もちろんここの風呂も絶品。 特に貸切風呂「薬湯」は宿が絶対の自信をもっている湯だ。 ナトリウム塩化物炭酸水素泉。 リューマチなどの痛みを取るのに卓効があるといわれる。 源泉が浴槽のすぐ近くで自噴しており、その熱気というか遠赤外線のようなものも窓ごしに伝わって来て、大げさに言うと、まるで地球の心臓部にニアミスしたかのような感覚。透明でややぬるりとした湯だが、入ると何かが全身に攻め込んでくるような感触がある。湯の薬効成分なのか、とにかく非常に印象的な入浴感だ。 ■ゆさや この宿は私のブログですでに紹介済みなのでこちらをご覧いただきたい。 味も接遇も満足、ゆさや ■姥の湯旅館 単純泉・芒硝泉・硫黄泉など浴室ごとに泉質が異なるというスゴイ宿。 ひとつひとつの湯船に、渋い味わいがある。 「鄙び系」の宿で、泊まったことはないが、湯にだけは絶対に満足できるはず! 低料金にも注目。湯治のココロで臨みましょう。 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[鳴子温泉郷(宮城)] カテゴリの最新記事
|