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テーマ:今日聴いた音楽(75212)
カテゴリ:洋楽(ロック・クロスオーバー)
ビリー・コブハムはいわゆるクロスオーバー系で活躍する世界のトップ・ドラマーです。
1944年パナマの音楽一家に生まれ、幼少の頃からドラムを叩く。 1968年ホレス・シルバークインテッドでプロデビュー、同年ニューポート・ジャズフェスティバルで脚光を浴びる。マイルス・デイビスとプレイした後マハビシュヌ・オーケストラに参加、世界最高レベルのドラマーとしての評価を決定づけています。 ツインバスドラをフルに活用した力強い躍動的なサウンドとマーチング・バンド経験で磨かれた繊細でキレのいいスネアワークが彼の持ち味であり、マハビシュヌ・オケではそれが遺憾なく発揮されています。 このアルバムはディープ・パープル加入前のトミー・ボーリンをギターに、マハビシュヌの同志ヤン・ハマーをキーボードに迎えており、彼らのインプロビゼーションの直接対決による緊張感が、このアルバムの先鋭性を決定づけています。 特に3bのトーリアン・マタドールにおけるバトルは当時のミュージシャンたちに大きな衝撃を与えたに違いありません(このアルバムがなければジェフベックの「ワイヤード」も生まれなかったろうと言われています)。 5bのル・リはロン・カーターのウッドベースが渋く光っており、このアルバム、曲にバラエティに富んでいて楽しめるのと、参加ミュージシャンの才能が随所に際立っているところがよく、単なるジャズドラマーのソロアルバムとして位置づけるのは勿体ない名盤だと思います。 ★★★★★ まあ、あまり先入見なく楽しんでもらってもいいかも。 /////////////////////////// お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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