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カテゴリ:ユーライア・ヒープ解説
ユーライア・ヒープのボーカリストだったジョン・ロートンが1994年に元ルジファーズ・フレンドのギタリスト、ピーター・ヘスレインとのコラボレーションでアルバムを発表したもの。
これは凄いお宝作品ですっ! 1.Get In 2.Heartbreaker 3.One Way Ticket to Hell 4.Do'nt Look Back 5.You Touched Me・・ 6.Cadillac 7.Step by Step 8.Rebound 9.Sumogrip 10.Sheree 11.Back in theTrack 12.Banzai 13.Any Day Now 14.Ride The Sky 15.Free Me 16.Get Out 17.You Touched Me With Your Heart まず一曲目、誰の感性か?この狙いすました演出。 はじめから心をぐっと掴まれる。 2.はまさに王者のロックです。 「タイガーズ・アイ」にもクリソツですが・・(笑)。そのドラマティックさ、スケールの大きさ。 音のツヤがAORではありますが、とにかくロックとして一級品です。 ここでみせるピーター・ヘスレインのギターソロはスコーピオンズのマティアス・ヤプス が感電しながら弾いているようであります。 3.もまたプログレ風味のイントロですがキャッチーで劇的な佳曲。 リフのところのキュ、キュ、キュイ~ンというシンセのオカズがまたいいです。 ほかにもあんたはエンゲルベルト・フンパーディンクかっとツッコミを入れたくなる5、余裕たっぷり大人のファンク6など、いい曲目白押しです!! また転換部の9は、プログレッシブでスペイシーな独自の世界を構築、芸術性が高いとみました。 ロートンの歌はもちろん絶好調です。 声質からホワイトスネイクのデビカバと比べられることも多いですが、唄い方をよくよく聴いていると、ロニージェイムズを品よくしたようにも感じます。 いやはや、いくら懇親会とはいえ、こんな凄いお方のバックでドラム3曲も叩いてしまったのか。しかもまったく練習なしで・・。 鳥肌が立ってきました。 今ならかえって固まってしまったかもしれません。 でももう一度チャンスがあるのなら、ぜひ「ハートブレイカー」を一発ぶちかましてみたいものです(懲りないヤツ)。 アルバム全曲通しても、ベタ曲、お手軽曲がひとつも見当たらないのは大したもの。 ロートンの実力を遺憾なく刻印した、名盤です。 ★★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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