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テーマ:☆仙台☆(1716)
カテゴリ:よもやま話
公示地価が仙台中心部でほぼ下げ止まり、駅の東側では上昇に転じるまでになった。
「エキヒガシ」は今や仙台で最も元気溌剌としたエリアのひとつである。 未来的なチューブの走るペデストリアンデッキを擁するできたての駅前広場から、「東北楽天ゴールデンイーグルス」の本拠地フルキャストスタジアム宮城に向かって、4車線13.75mの広々とした宮城大通りが続き、歩道には街路樹、水路、モニュメントが並び、大手予備校やIT関連企業などが高層建築物に集積している。 市外在住の人には俄かには信じがたいであろうが、この地区は、ほんの20年ちょい前まではおよそ今の姿からはかけ離れてみすぼらしく、環境上、防災上大きな問題を抱えていた地域だった。 長らく鉄道駅の出入口が設けられず、「エキウラ」などと呼ばれ、また第二次世界大戦では「仙台大空襲」を免れたため、戦災復興事業による近代的な街づくりから取り残され、寺院や墓地が点在し、狭い道路の両側に戦前からの老朽、木造の家屋が短冊状に密集する街並が続いていた。 燃料店、工場、自転車屋、廃品回収、果物店、ぱちんこ屋、下駄屋、怪しげなバーなどがなんの脈絡もなく建ち、その裏手は昼でも薄暗く、バラックが迷路のように続く一種異様な雰囲気があった。 鉄道の機関区から天満宮位までの間は大きな材木置き場がところどころにあって、私は積み上げられた丸太の山で隠れんぼをしたものだ。 その地域を一変させた「仙台駅東第一地区土地区画整理事業」は平成8年度に完了、 およそ現在のような整然とした街並みとなった。 駅の東と西とをつなぐ自由通路が地下と二階に出来、人々の往来は格段と盛んになった。 北側の、「鉄砲町」とか「二十人町」と言っていたあたりの区画整理は「駅東第二地区」といわれているが、今、この工事がにわかに進んできた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 13, 2006 05:05:42 AM
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