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テーマ:温泉について(1677)
カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
なんだかんだバタバタして、日記の更新をだいぶ怠ってしまった。 鳴子は紅葉シーズンも一段落、ホテルも静かでゆったりと過ごすことができた。 驚いたのは館内の広さ、段差の大きい敷地に青葉館と紅葉館とが連結されているがその廊下の長いこと!途中売店が二箇所もあったりして、何だか地方空港のターミナルでも歩いているような気になった(けっこう大げさ)。 このホテルの旧館である「青葉館」は、昭和39年の建築。 建築家、武基雄氏の作品。 鳴子ホテル通信「ゆとりすと」から武氏の苦心談を転載させていただこう。 「地方としては大規模に属するこの種のホテルを建てるということは、経営上かなりの冒険だと思えなくもない。・・冷暖房完備、地方の観光ホテルとしての魅力ある設計、デラックスな都会ムードにローカルな味を持たせるといったことも要求される・・数々の制約の中で設計したのがこのホテルである」 なんと、このホテルにはさらに、この新館と旧館とを結びつけるために、なんと!全長50メートルのケーブルカーが通っていたのである。 昭和39年という時代に、これだけの建物が鳴子の地に忽然と姿を現したときは、どのような感想をもって迎えられたのだろうか。 このホテルの温泉は自噴泉。敷地内の地中に掘った3本の源泉から、自然の圧力で地上に駆け上がってくる。ホテルの玄関先でも、湯がごおごおと音を立てて盛大に吹き出る様子を見ることができる。 「くんくん、ヒクヒク・・ええ感じだあっ!」 この湯の勢いと強い硫黄の香りに、温泉浴への期待は大いに高まるのであった。 次回に続く(ひっぱるか~っ)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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