|
テーマ:温泉について(1677)
カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
館内の長~い通路を奥へ奥へと進み、いよいよ大浴場。 11時ちょうどに行ったので、これは貸切、写真撮り放題かっ!と思われたのだが、残念、もう3人くらい先客がいた。 でもうまくその人たちが入らないように写真に収めることができた。 凄さは全然伝わらないが・・。 とにかくドアを開けたとたん「おおおっ」となりますぞ。 2.5メートルはありそうな巨大な岩のてっぺんから湯が凄い勢いで落ちてくる。 その湯の一部は、木の枡を通って左側の高温浴の湯船(写真ではドアの陰になっている浴槽、それだけで二畳半くらいはある)へ。 写真右手奥、ガラスごしに湯煙が立っているのが男性用露天風呂だ。 巨大なメイン浴槽の中央には、ジェットバスをまるで桟敷席のように囲ってある。 ただでさえ強烈な硫黄の匂いが大浴場にくまなく攪拌されるという結構なもの。 ほか、4人用の本格的な「寝湯」も。 「これだけの規模で湯が流れてるのでは、さすがにどこかで循環しているだろう」と勘ぐったのだが、これもホテルで発行しているミニコミを見るに、源泉を流しっぱなし。水も足しませんとハッキリうたっている。 もう少し詳しくお伝えしたくなってきた。 以下引用。 「地上に出てきたこの源泉の温度は百度に近く、うち一本は、半ば水蒸気となって出てくるために、130度もの高温です。 ぜいたくなことに、そのままでは熱過ぎて、湯船に入ることができません。といって水を足せば、温泉の成分が薄まってしまいます。 そこで、出てきた温泉を一度タンクに溜めて外気にさらし、70~80度まで冷ますとともに、硫化水素ガスを抜いてから、湯船に導きます。 ですから、鳴子ホテルの三箇所の温泉「芭蕉の湯」「玉の湯」「露天風呂」は、いずれも百パーセント天然の温泉。しかも流しっぱなしで清潔です。」 さて、実際のお湯の感じはというと、これが極上の湯なのだ。 私は、鳴子でこれほど硫黄臭ととろみを両立した湯にはお目にかかったことがなかった。 これだけの規模でっこれだけ濃厚・新鮮な湯を掛け流した大浴場があるとは。私しゃ今まで何をしてきたんだろーか。 これが鳴子の湯の実力か・・・私は非常に感激した。 11時ちょうどに入ったため、男子浴場は露天風呂の湯が半分しか入っておらず、こちらは入りそこねたが、少なくとも男子用の露天は、眺めも利かず、それほど魅力的でない。 だが、この大浴場があれば、ほかはどうでもいいじゃないかと思いたくなる。 これは本日の湯の色を表示している。 気温や雨や、雪などによって色が七変化するという。 なんだか週末ごとに通ってしまいそうな予感もある。 料金は、現金だと1000円、湯めぐり手形を1200円で買って、800円で入るというテもある。高いけど、料金に見合った以上の価値がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[鳴子温泉郷(宮城)] カテゴリの最新記事
|