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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:東北以外の温泉
今回は、古いパンフから思い出話です。 「塩原温泉 八峰苑」・・私が大学生だったころ父とよく通った宿だ。 どこがいいかというと、まずは宿の規模がデカすぎないのがよかった。 それから家からの距離もちょうどいい。 このときは東北高速道路ができたて、だったろうか。 仙台からの日帰りだとチト疲れてしまうが、一泊だとちょっとゆとりありすぎ・・。 でも早く着いて、あとはビールでも飲むべの旅であった。 この宿の最大の美点は、それぞれの部屋からの眺望の見事さもさることながら、お風呂の「玉砂利系のタイル」であったかもしれない。 こういう楕円形の白黒のタイルは、当時にしてもすでにレトロな雰囲気をかもし出しており、私はこの絶妙な肌触りとともに、渓流にそっていっぱいに広げられた窓ごしの紅葉のパノラマを楽しむのを常とした。 夕食は、鯉のあらいなどを中心とした山里料理。 これはそれこそ30年ほど前のことだが、ここの料理にちょっと食傷してきて「山菜をもっと充実させてください」と3000円ばかり宿泊料金に上乗せしたのだが、期待に反して出てきたのは何を勘違いしたのか「椎茸づくし」・・ということがあった。 私たちは、そのとき以来、この宿を訪れていない。 しかし、私には、やっぱりここはいい宿だったのではないかという思いが消えない。 今回、書くにあたって、下調べしたらいまもこのホテルが営業していることがわかった。 うれしいことだ。 ホテル八峰苑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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