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テーマ:今日聴いた音楽(75207)
カテゴリ:エリック・クラプトン解説
ドライブしながら聴いたはじめの印象は非常に悪かった。 特にドラムが打ち込みというだけで私はネガティブになってしまう。 人が叩きだす血の通ったリズムはロックの重要な要素ではないのか!と流行りだしたころは味の素を見ただけでムカムカしたものだ(何で!)。 しかしだ、家に帰ってヘッドホンで聴いてみると、これがなかなかいい。 聴いた瞬間ホームランというのは正直ないが、ヴォーカルやギター、アレンジなど細かいところをじっくりと味わい、心を洗うべきアルバムか。打ち込みでなけりゃもっといいんだが・・(くどいか)。 1. My Father’s Eyes 2. River of Tears 3. Pilgrim 4. Broken Heart 5. One Chance 6. Circus 7. Goin' Down Slow 8. FallLikeRain 9. Born in Time 10. Sick & Tired 11. Needs His Woman 12. She's Gone 13. You Were There 14. Inside of Me 1.はビミョーに揺らぐイントロが船酔い気分にさせる。 ドラムはなんと贅沢なっ!PAUL WALLERの打ち込みに巨匠スティーブ・ガッドが重ねているではないかっ!スネアの音がカツッ!!と非常に硬質な響き。 一曲目にもってくるだけあって完成度高く、何べんも聴いているといろんな隠し味を楽しめる。 2.もライブの定番だが、あんまし気持ちが良くて寝てしまったわい。ちょっとキレイキレイすぎるかな・・。もうひと捻りほしい気もする。 3.はこのタイトル曲聴いてまぎれもなくAORだなと思ったものだ。 クラプトンまで、この世界に入り込まなくても・・という気も。 コノ曲、クラプトンのヴォーカルの味わいは最高潮。 後半に入るところのアレンジがサプライズ! 5.ではクラプトンらしいギタープレイをちょっと披露し、6.は再びアコギのシブい曲へ。これが頭にこびりついてしまう。 自分で弾いて歌えたらレパートリーにしたくなるような曲だ。 7.は「夜のブルース」そんな感じの音色だ。 ギターの音色の変化を注意深く聴きこみたい。 9.はどことなく環境音楽(死語か)風でサウンドの気持ちよさだけで聴かせてしまう。 10.はブルースマンとしてのクラプトンを堪能しよう。私自身は正直いうと、こういうどっぷりしたブルースはイマイチなのである。 12.がこのアルバムの圧巻であろうか。というか、これが一番クラプトンらしい。 ライブではクラプトンとドラムのスティーブ・ガッドとのコンビネーションが素晴らしかったらしいが、ここではドラムのフレーズは極めてベーシックで、惜しい気がする。 ここぞというところで、バスドラ入れた三連符など決めてほしかった。 13.はビミョーなコード進行、フシ回しに味あり。これなどはスルメ曲のひとつだろう。 全体に悪くはないが、やはり他の作品群に比べるといまひとつインパクトにかけるアルバムという評価は免れないかな・・。★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 21, 2010 06:43:55 PM
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