|
テーマ:今日聴いた音楽(75212)
カテゴリ:邦楽(ポピュラー)
年に数回は無性に聴きたくなる作品。実家にLP持っていたのですが、通販で買ってしまいました。やっぱりヨイ!
なにせ、集まったメンバーが凄いのです。鈴木茂、細野晴臣、後藤次利、林立夫、松任谷正隆、これにコーラスには大貫妙子や山下達郎らが参加しているのです。 70年代日本語ロックの先駆けとも言われるのですが、この音楽を「ロック」と定義するのはあまり妥当ではないでしょう。 日本で大きく開花し、ポップスにまで影響を与えた「ニュー・ミュージック」のエッセンスがここに込められています。 日本語ロックといえば、2,3年遅れて登場した「BOWWOW」(注1)などがこれにあたるのではないか。それはジミヘンやパープルなどのオトを我が物とし、自分たちなりにハードなサウンドを作っていこうとしたグループでした。SUGOのロックフェスティバルに来たときは見に行きました。まだ初心者の頃だったこともあってメチャうまいなあ~。と見とれたものだ。 いかん、キャラメルママのハナシでした。 1.キャラメル・ラグ 2.チョッパーズ・ブギ 3.はあどぼいるど町 4.月にてらされて 5.CHOO CHOO GATTA GOT 6.ソバカスのある少女 7.She is Gone 8.Jackson 9.Yellow Magic Carnival 10.Ballade of Aya 1.はホンキー・トンク調というか、おどけた感じのナンバー。この曲だけ聴いて「何じゃこれは」と退場しては、大損をこくことになります。 「徒然草」にもそんなハナシがあるでしょう(注2)。 2.はチョッパーの後藤次利の名を一躍轟かせた、スピード感のあるベース中心のナンバー。 この曲はベーシストのための「ベース・クリニック」というアルバムにも収録されています。なんべん聴いても惚れるなあ~。林立夫のタイトなドラミングもピッタリです! 3.はセンチメンタル・シティ・ロマンスというグループを思い出してしまいます。 やっぱりこういう「のほほん」とした曲が上手くてねえ。私の頭の中ではこの曲、なぜか中島らもが歌っています。 4.はなんと松任谷正隆が曲を、ユーミンが詩を書いています! いい感じの曲ですよ~。5.はムーンラーダーズとも通じるほのぼの曲。 6.はシブくてカッコよくてもうサイコーの曲。ここでも次利、素晴らしいチョッパーベースを弾きまくっています。 7.はシングルカットされたのではないでしょうか。 懐かしく透明で優しい。つい口づさんでしまいます。特に途中のボサノバチックなコードが泣けます。 8.ランニングしまくる細野晴臣のベースがイケてます。パーカッシブなピアノは松任谷。コーラスにはなんと大貫妙子と山下達郎。この高速グルーブには参ってしまいますよ。 9.は異国情緒あふれる佳曲。この曲名からYMOが生まれた?これ、頭にこびりついて夢の中で何度も再生されてしまう危険があります。 このアルバムは、絶対手放さないぞ!★★★★★ (注1)BOWWOW・・1975年、ギタリストの山本恭司を中心に結成されたハードロックバンド。オリジナルメンバーは、山本恭司(Vo,g)斎藤光浩(vo,g)佐野賢二(b)新美俊宏(dr)の4人。後に脱退した斎藤光浩はトミー・ボーリンのような美形のギタリストであった。 (注2)徒然草・・第52段「仁和寺にある法師」 仁和寺に居た老僧は「一生に一度は石清水八幡宮へ行きたい」と思っていた。念願かなって訪れるもとができたのだが、山ろくにある高良社や極楽寺などだけを参拝し、他の人が石清水に行こうとして山を登っていたのに、今いる神社が石清水だと思い込んで登らないで帰ってきてしまった。何事にも案内人が必要である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[邦楽(ポピュラー)] カテゴリの最新記事
|