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Mar 26, 2007
テーマ：今日聴いた音楽(75218)
カテゴリ：邦楽（ポピュラー）
 外国人のリズムセッションを使った力強いビートの曲が目立つ。 ギターのカッティングなどもどことなく骨太なオト作りだ。 しかしユーミンらしい、ココロの痒いところに手が届く、いや、ココロが痒いことに気づかせさえするような憎い作品はどこに行ってしまったのか。 さらりとしていながらいつまでも脳裏にこびりつくような名曲はここには見受けられない。その分サウンドで気張りましたという感じだ。 ★★★ 1. ありのままを抱きしめて 2. カウガール・ブルース 3. 告白 4. ムーンライト・レジェンド 5. 別れのビギン 6. 忘れかけたあなたへのメリークリスマス 7. ミッドナイト・トレイン 8. 最後の嘘 9. コールド・ゲーム 10.まちぶせ １．はタイトルがすでに秀逸、このアルバムの中では最も出来が良い。 が、ちょっとコブシきかせてみましたって唄い方が好きになれない。 ２．はダシが十分でているが塩気が足りないタンメンのような不満感が残る。 （特に♪ちぎれたハートを取り戻せ～のあたりのメロにそんなことを感じるのであった。） ３．はキーボの「騎兵隊、出動！」って感じのフレーズがどことなくエイジアを思い出させてニヤリ。その後の展開は好きじゃない。こういうサウンド、当時の流行とはいえあまりに安直ではなかろうか。 ４．はユーミンのスピリチュアルな特質が出ているが、その出方があまりに直接的で、このあたり、ちょっと魔法が枯渇気味である。いい曲だけどね。 似た曲想でも「守ってあげたい」のほうが数段綺麗にできあがっていた。 ５．はスパニッシュ風味だが７０年代歌謡曲のようなフレーバーもあり。金井克子（健在？）に歌って欲しくなった。サビの出だしのメロに魅力が。 ６．はメロはイマイチだが歌詞がよくできている。往年のユーミンだと、よくぞこの歌詞にこのメロ！と感涙にむせぶような曲が多かったのだが・・。で、逆に８．はメロは悪くないが歌詞があざとい。何だかな～。 というわけで結局、ボートラの１０．ばかり聴いてしまうのであった。 「まちぶせ」、これもレゲエ風でなければもっとよかっただろう。どうも全体に行き詰まり感だけが残ってしまうのであった。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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