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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:秋保・作並温泉(宮城)
磊々峡の散策路を4分の3ほど過ぎたあたりに、かつて名湯を誇った「御宿秋保」の姿が残されている。
もともとかなり朽ち方が進んだ建物ではあったが、湯は絶品で、硫黄臭と重曹臭を兼ね備えた小金色の湯がなみなみと湛えられた風呂からは、自然美溢れる磊々峡の急流が見渡せた。あの風呂はまったく、仙台の「隠し極楽」とでもいいたい位の優れモノだった。 思えば昔の秋保の湯は本来こんな感じだった。 小学校3年の頃に入った水戸屋の湯などは、風呂の規模自体は今よりずっとささやかなものだったが、強烈な硫黄臭がして、本当に惹かれたものだ。 温泉っていいもんだな~・・心底そう思って3回も4回も入って、ついには鼻血を出してしまったというのだから、なんともジジ臭い子供であった。 老朽化には勝てなかったのか、経営を受け継いだカラカミ観光のリストラ戦略からなのかわからないが、突然閉鎖されてしまったのだ。 りと様さんの言葉を引用すれば「諸行無常」・・(いいね、このフレーズ)。 この姿をみるたびに、日帰り施設としてカムバックしてはくれないものか・・と願うのである。 宿に向かう赤い橋(私は勝手に「わくわく橋」と名づけていた)も閉鎖され、こんな看板が。 ん?この日本語、おかしくないか? これだと「ホテル瑞鳳が危険である」という風に読めるのだが・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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