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カテゴリ:よもやま話
行楽のオススメとしてこのゆり園がテレビで紹介されていたのだが、私はあまり気が乗らなかった。
もともとユリという花をあまり好きではなかったからだ。 あの金満家で厚化粧のオバサンのような堂々たる存在のくどさ、重圧感。 2,3本並んでいると「ブラスバンド」のようなラウドさを感じる。 あのつぼみの形さえ、まるでがーがー煩いペリカンのように思われる。 それが15万本だと! 私は息苦しさのため悶絶死するのではないかと思った。 しかし、とにかく非常に奇異な空間であることは間違いがない。 一度くらいは見ておいてもいか・・。 と思い直した。 「昭和63年、特色のある町づくりをはじめようと、町の若手有志15人が立ち上げた「町おこし会」が勉強会を重ね、栗原市一迫にはヤマユリやその他のユリ科植物が自生していることからユリをテーマにした観光スポットを作ろうという動きとなった。 平成2年には試験園を開園、平成3年に「南くりこま高原・一迫ゆり園」が完成した。 現在、30,000平方メートルの園に拡張し、やまゆりの森やハーブ館、ヘメロカリス園も整備し、6月中旬から7月下旬にかけてユリ200品種15万球、ヘメロカリス50品種2万球、ハーブ80品種を鑑賞することができる(パンフレットを参考にしています)」 土曜日は駐車場も含め、ちょうどいい満杯状態。 ツユの谷間の快晴だったので周辺の方々を含めどっとくり出したという感じだ。 園の入り口にはお好み焼き、とうもろこし、ラーメンなどの店が並び、ベンチではビールでほどよく出来上がっている客もいた。ユリの展示販売もしているので、ここだけで帰ってしまう客もあるのではなかろうか。 入園料650円。歩き進んでいるうちにだんだんユリの密度が濃くなってくる。 緑の中に自生、色とりどりに点在するユリが美しい。 そして視界がひらけると、見事!見渡す限りユリ、ユリ・・。 その色分け、植え方の見事さ、スケールの大きさ。 まるで「天国のお花畑」のようである。 爽やかな高原と青空のもとだと、くどさが気にならない。 むしろ、見事さだけが伝わってくる。 ユリって、こんなにいろんな種類があったんだねえ・・(全然無知でした)。 その場で希望の花を掘り出してくれるおじさんがいる。 値札をもらい、それをレジに持っていく。 一本1000円位が相場のようだ。 気がつくと、私はユリの花一本と球根4個を買い求めていた。 ダイシンでプランターと土を買って、これからユリ育てに挑戦しなければならぬ。 困っちゃったなあ・・。 一迫ゆり園ホームページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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