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オフミの温泉メロディ

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Aug 1, 2007
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昔から憧れていた酸ヶ湯の地にやっと立つことができました。

「八甲田山死の彷徨」という新田次郎作のドキュメンタリー小説を読んで深い感銘を受けたことがありました。小説で紹介された雪中行軍隊の遭難場所を実地に訪れ、黙祷を捧げがてら、この国民的な名湯を体験してみたい、と常日頃から思っていたのです。

「国民温泉 酸ヶ湯」。

ここも楽天トラベルでは予約することができず(なんでだ~)、ヤフートラベルで押さえました。
レギュラー】宿泊施設が設定する標準代金プラン 12600円也。
こんな有名どころに土曜の夜に一人で泊まって、安いものです。
申し訳ない気もしますが、とにかく有難いばかりです。

八甲田というところは、とにかく濃密に木々が立ち連なっていて、視界が開けるところがありません。

素晴らしいところなのですが、このことがおそらく、東北でいえば蔵王のような名声を勝ち得ていない遠因になっているのだろうな、と感じます。
写真を撮るスポットがほとんどないまま、宿に到着してしまいました。

なんとでかい施設でありましょう。
私の想像の4倍はありました。
どこまで続く屋根、屋根・・私は北京の禁紫城を思い出しました(大袈裟かもしれない)。

とにかくそして、人の出入りにビビります。
ハイキング客が日帰り入浴で引きもきらずに入っていくもんだから、もうフロントから芋洗い状態。
こんな山深いところに、これだけの人が集まっているというのは驚きです。

しかしフロントでチェックインを済ませ、館の奥まで来てしまえばそこは別世界なのです。

明治なのか、大正なのかわかりませんが、昔ながらの湯治の宿のすがたがそのままに残されていることに高い価値を感じます。

一人旅なのに、八畳に広いテラスが付いた部屋を案内してもらいました。

部屋の窓には小山が迫り、足元には細いせせらぎが通っています。
酸の強い水質なのでしょう、川床が白く固まっています。
建物は、この小川を平気な様子で跨いでいます。

ああ、風情満点、心底落ち着く。

下北に続き、日頃の喧騒、阿鼻叫喚を(どんな生活だ)払いのける、閑静な環境に私は細胞の一つひとつまで羽根を伸ばして深呼吸しました。

私は今、心を湯治しているのだ。

まずはビールを一缶・・いよいよ、夢にみた酸ヶ湯の千人風呂を体験しなければなりません。

・・続く。






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最終更新日  Feb 8, 2011 05:16:27 AM
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