|
テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:岩手の温泉
一関インターチェンジから栗駒方面に向かって20分ほど走らせると、長々続く山村の風景の中に忽然と現われます。
○○○ 以下は宿のHPより ○○○ 古くから瑞山(みずやま)と呼ばれ信仰されてきた山王山。 山の中腹にあるお堂は嘉祥年間(850年頃)、 慈覚大師の勧請により藤原清衡が建立し、 中尊寺の自在坊蓮光が別当を努めたことから、 山麓の矢びつ温泉もまた霊験の湯として崇められた。 「矢びつ」の名はその昔、敵軍の放つ矢で淵が埋まったと言う逸話 矢淵(やぶち)に由来する。 周辺には矢びつダムなどの佳景も多く、 山紫水明の地として静かな美しさを称えている。 ○○○ ○○○ ○○○ 建物はこざっぱりした印象です。 和風鉄筋4階建てのエントランスはやや華がない気もします。 風呂場に行くには、低層階の宿泊棟を経由し非常に長い廊下を歩いていきます。 おそらくこの低層階と風呂場が旧館なのでしょう。 ちなみに私には、宿泊した時など、建物の継ぎ目を探してその旅館の歴史を推理する悪癖があります。 露天風呂は厳美渓、磐井川の上流の岸辺の風景が良いです。 遠くに川面を眺めると、確かにあの厳美渓独自のブルーを彷彿させる色彩です。 山紫水明とまではいきませんが、野趣あふれる、居心地のいい岩風呂でした。 泉質は塩化物泉で、湯の注ぎ口には成分がびっしりと凝固していて、うれしくなります。 日帰りコースの食事は、やや殺風景な、5~6組は入るくらいの部屋でとります。 「特製日替わり松花堂」が2500円。 リーズナブルな料金ではありましたが、刺身、焼き物、煮物などなかなかのもの。 米から炊く釜飯までついていましたが、いかんせんこれはちょっと「具」が少なかった。 けど、まずは及第点。 全体に見て、良心的にがんばっている宿という印象があります。 どことなくトーンが低い感じが気になりましたが、夜はもう少し華やいだ感じになるのでしょうか。 矢びつ温泉 瑞泉閣(東北ツアーズ協同組合提供) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[岩手の温泉] カテゴリの最新記事
|