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カテゴリ:ジェフ・ベック解説
ジェフ・ベックというアーティストは、私の中ではしばらく聴かないでいると自然と順位が下がっていくのだが(スコーピオンズあたりがじりじり上がる)、久しぶりに聴くと「う~ん、パープルとどっちが好きだろうか」と真剣に悩むぐらいに聴き惚れてしまう。
ベックのファンはギタリストが当然多いと思うが、私はベックのギターもさることながらベックがこれまで 演奏してきた曲や共演者のプレイの質の高さに惚れている。特に、やはりWIREDは白眉だと思う。このアルバムは、他のどのミュージシャンの傑作でもかなわない奇跡のような作品だ。 1. RED BOOTS ベタだなーって?だってしょうがないでしょう。 これはフュージョンロックのマスターピースである。ダビンチの受胎告知に匹敵する名曲なのだ。(個人的にはマチスとルソーが好きですが) 研ぎ澄まされたリフと構成、切れまくるジェフのギターそしてフュージョンドラムの極め付けともいえる見事なナラダ・マイケル・ウォルデンのドラム。 完璧すぎるほど完璧で、聴くたびに新鮮な感動がある。 オフィシャル・ブートレグなどでのライブ演奏も聴けるが、WIREDスタジオ版での完成度には遠くおよばない。 この曲は、ナラダとハマーがいないと再現できんのだ。 それは、パープルのライブ・イン・ジャパンのハイウェイ・スターがあの頃のリッチーとロジャーがいないと再現できないこととニア・イコールか。 いかん、ルー大柴風になってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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