|
テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
大ぶりの民宿といった感じの外観。 玄関に入ると、すでに強い硫化水素の匂いが漂う。 これからこの温泉宿に泊るんだ、という気分がなんとも心地よい。 案内された部屋は、西の角。角部屋といっても特別広かったり眺望がよかったりする訳ではない。むしろ備え付けキッチンなどは廊下から丸見えの場所にあり、条件はいちばん良くない部屋だろう。しかし自炊で一人旅なのだからまあそれは当然であろう。こたつ布団などもふかふかしていて、実に快適。 館内を探索。うむ、すみずみまでチリひとつなく光っている。 共同のキッチンには、食器、まな板、包丁、鍋などの自炊用具が綺麗に揃えられている。 出入りの激しい自炊宿で、ここまで中が綺麗になっているのは、誰か非常に清潔好きのスタッフがいらっしゃるに違いない。 あるときキッチンを通りがかると、小柄な女性が手を真っ赤にして大根下ろし金を磨いている人がいた。しばらくしてまた通りかかると、まだ食器を懸命に洗っている。 何となく、館内大清潔大会のもとはこの方かと目星をつけた。 隣の「ウジエスーパー」(何でもあるよ!)で仕入れた白菜、しめじ、牡蠣、ネギなどで鍋を作る。そこにうどんをぶち込み、最後にセリをどっさり載せて、さあできた! そこに、パックの寿司を並べて、なかなか豪華な夕食。 なにより、自分のペースで過ごせるのが良い。とても寛ぐ。 鳴子では非常に有名な日帰り湯だけに、5時までは入らずにいた。 写真を撮ろうかと思ったが、残念、爺さんが一人入っていた。 爺さんは、あ~湯が沁みるなあ~という顔をしていた。 ソロを弾いていて佳境に入ったエリック・ゲイルのような・・。 それはよかったのだが、爺さん、手ぬぐいを湯につけてそこで一気に絞りおった。 あーそれはご法度だろうがっ! しかしまあ、これだけ湯がじゃんじゃんと流れているのだから、まあよしとしようか。 2度目のチャレンジは夜中の2時。 今度はさすがに無人。しかし外気との温度差が大きいためか、写真が鮮明にとれない。 あーあ、せっかく人がいないのに残念だが、まあいちおう載せておくか・・。 とにかくこの湯はクリーミーで、硫黄臭より硫化水素の匂いがスゴイ。 白濁の~なんてもんでなく、ひたすら真っ白けな世界はいつ来ても感動ものだ。 湯小屋のあちこちに開けられた丸いダクトがたえず外気を導入している。 これがなければ悶絶死だろう。 これだけいい湯に入り放題で、一泊平日4700円(プラス暖房料500円※)というのはいいよな~。2人でなら3900円。 また来ようっと。 ※楽天トラベルでは1000円と表示されているが、実際には500円とのこと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[鳴子温泉郷(宮城)] カテゴリの最新記事
|