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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:その他の山形の温泉
風呂も良かった。建物の割りに、かなり広い。ちいと古びてはいるが、私にとってはこれが「味」なのだ。 地元の人たちは熱めの湯を好むのか、東根はどこに行っても湯が熱い。 41度くらいか。もう少しぬるめの方がゆっくり入れて嬉しいのだが・・ しかしこの笹濁りの湯はいいですなー。塩化物・含ナトリウム硫酸塩泉なので温まりがよろしい。また、割りにつるつるする湯なので、ぴちゃぴちゃとかけるとツヤのいい顔になる(一時的だが)。 ここの風呂で良いのは、脱衣場の床が清潔な木のスノコになっていることだ。 足がベトつかない。 二度目に入ったときは、先客は一人。風呂場の扉をがらっと開けたら、なんと洗い場でオヤジさんが倒れている!すわ卒中か!と思ったら、私の気配を察して、このオジさんはむくりと起き上がり、何事もなかったかのように頭を洗いはじめた。 あんまし気持ちのいい湯だったのでトドになっていたのか、それとも演劇指導の練習で「死体の役」をやっていたのか。 「当館も温泉湧出の翌年明治44年創業。以来、この地にて「信用」を旨として営業いたしてまいりました」と宿の案内書には記されているが、本当に特別のことはないのだが、一つ一つに実がある感じで、これからも訪れたいと思わせる旅館だった。 東根温泉 青松館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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