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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:その他の山形の温泉
東根は田んぼの中にある温泉であり、街が区画整理で整然としているせいもあり、温泉街としての情緒は今ひとつといったところか。 しかし今後街を挙げて山形らしさのある通りの景観づくりに取り組んでいくことによって十分魅力のある温泉街になれるのではないか。 何しろ、湯が良いうえに、これだけ多くの温泉旅館が建っているのだから。 遅ればせながら「湯めぐり」を始めたのも、良いことであった。 ただ、実際に購入して回ってみると、「ののか本郷館」「よし田川別館」などの一流どころは「入浴可能」を示す「のぼり」を掲げておらず、ちょいと「看板に偽りあり」ではないか、という印象も受けた。 ここ数年の間に廃業した宿も散見された。 「ホテル平成」などは、バブル期に建てられて大変立派な建物。 ここは場所もいいし、まだばりっとしているから今に営業譲渡して再開するかもしれない。 「常盤」は城を模したしつらえに大理石が惜しげもなく使われている「館風呂」が名物で、あったが、いまやその玄関には「破産」の通知書が張り出され、物悲しい雰囲気を発散していた。建物なども味があっていい感じなんだが、実に惜しい。 むかいの「あずまや」さんは元気そうであった。 ここは道路沿いにあった「山水館」。これも人けが無くなっている。 こういう廃業した宿を見ると、ふたつの感慨が浮かんでくる。 ひとつは、この宿の風呂に、健在なうちに入っておきたかったなーということ。 もうひとつは、この宿のご主人、従業員の皆さんが次の人生にうまく漕ぎ出すことができたのかなあということ。 東根温泉 よし田川別館 東根温泉 のゝか本郷館(ののか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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