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テーマ:温泉について(1666)
カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
夕食はこれが一人泊で10500円の内容かと目を見張った。
一品一品、うわべを飾ろうという意識がなく、しっかりとした味わいを追求している。 たとえば、うなぎの押し寿司。こんな小さな一品にも鳴子の米「ゆきむすび」を使って、もちっとした食感を味わえる。 刺身はタレを醤油とドレッシングを選べる。せっかくだからカルパッチョ風にして食した。 「ラクサ風海鮮鍋」は、おっ、カレーとココナツミルクの風味。なるほど、和風なんだけどイヤミがない程度に洋風、 オリエンタル風を取り入れる。 冬瓜とじゅんさいの椀の透き通った美しさ・・。味の上品さ。 この上に、天ぷらも来たっ!筍のはさみ揚げと、この山菜はコシアブラとつる菜であったか。 ああ、なぜ私は2時半という遅い時間に、楓林の五目ワンタンメンなぞを食べてしまったのだろう。 このおいしい料理が食べきれない! また、朝食もどっしりとした実質がある。 いくつかの美しい小鉢に入った珍味でご飯がはかどる。 朝というのに、揚げ出し豆腐がつくというものもよい。煮物は、薄味だがジャコも入って、きちんと作ってるなアという感じ。 正直、風呂に魅力はあまりない。内湯は思っていたより広さはあるが、源泉が77度と高温のため、大幅に加水しているのか、周辺の強烈な硫黄泉の旅館に比べかなり大人し目。 露天風呂も開放感がないのでつまらない感じだ。、 ここは湯めぐり手形を購入し、鳴子ホテル、東多賀の湯、滝嶋などの強豪温泉をわたり歩こう。 部屋は1~2人が泊まるには丁度いい広さであるが、2つある窓からはほとんど眺望がない。 これも、街中の小旅館の弱みではある。 しかし、よく見ると南側の窓の外には空間がないわけではない。 ここに空中坪庭なんかつくったら、少人数用のプレミアムな和室になるかもしれない。 それほど高級な宿ではなく、また欠点がまったくないというところではないのだが、とにかくこの料理の良さは特筆ものだ。 私も、泊まったばかりなのにまた訪れたい気分になっている。 今度はぺこぺこにおなかを空かせていくぞー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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