|
カテゴリ:おすすめスポット
最近、七ヶ浜に惹かれている。
仙台市中心部から東に向かって車で35分、陸続きなのに離島のような雰囲気のプンプンする街だ。わずか13.27キロ平米の狭い面積に、個性の強い7つの「浜」がある。 明治9年、「浦役場設置の条例」が発布されたため、湊浜、松ケ浜、菖蒲田浜、花渕浜、吉田浜、代ケ崎浜、東宮浜の七つの浜を統合して「七ケ浜」とし、それを浦役場の名称にしたのだという。 国道45号線バイパス、ロードサイド店も賑やかな多賀城付近から右折すると、あっという間にフツーの田舎町に変わり、そして瞬く間に「魚村」の風景が展開する。 その間、わずか5、6分である。こんな場所が他にあろうか。 今回は、代ケ崎浜・多聞山の風景をご紹介させていただく。 多聞山は、標高わずか56メートルの小山である。中腹に、多聞天像を安置する毘沙門堂があるのでこのように呼ばれるようになったという(本来の地名は「八ケ森」)。 立派な駐車場(ここからの眺めもよい)を降りて、遊歩道を歩くこと2~3分。 毘沙門堂は、代ケ崎浜を見下ろすように建っている、端正な方形のお堂であった。 鳥居、狛犬、階段、お堂がなんともコンパクトで見事に配置されている。 このお堂の裏からの眺めは松島四大観のひとつで、「偉観」と呼ばれている。 確かに、これは広角レンズでもないとこの素晴らしさは伝えることができないが、うむ~、遠くには松島湾の前景を望み、眼下には、浦戸桂島、馬放島、地蔵島が配置され、青い水面を美しい形に切り取っている。 馬放水道に遊覧船が絶えず行き交うのも大変趣深い。 この毘沙門様、毎年12月13日のお祭りでは、お堂の境内で参拝者に湯豆腐がふるまわれ、食べると次の年は風をひかないと言われている。 しまった、去年行っておけば、新型インフルなどへの河童だったのに・・(?)。 松島なら・・新富亭がいいかナ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[おすすめスポット] カテゴリの最新記事
|