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カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
ロビーはご主人の趣味性が強く出たレトロな雰囲気。
アナログ時代のオーディオも懐かしい。 涙が出るなあ。パイオニアのでかいチューナーとか。 しかし飾ってあるプラモデルは最新型のフェアレディ?? SP310型だったら渋かった・・。 部屋に通され、改めてこの宿のロケーションの良さに驚く。 一人泊ながら8畳間に広縁が付き、「座して川面を眺める」ことができる。 この「座して~」は私の理想のひとつであって、宮城県内ではなかなかこういうロケーションに出会わない。 窓を開けると、江合川の大きな瀬音が室内に入ってきた。 しめしめ、これは具合がいいぞ・・。 私は早速広縁の椅子を窓にまっすぐ向け、持ち込んだ本を広げた。 佐々木敏氏の「天使の軍隊」。近未来の、中朝戦争や日朝同盟を予見したフィクションだが、国際関係の分析と道具立てが秀逸である。この人、大天才だと思う。 目が疲れたら、時折川面を眺める。時期外れだが、白鳥が一羽、川に降り立ってきた。 そこに陸羽東線が通過していくのが遠望される。 ここに来るまでに、中山平温泉の「三之丞」と鳴子の「姥の湯」に回ってきたので、風呂は置いといて、日の高いうちに周辺を散歩する。 宿のすぐ脇が、「館の沢砂防公園」である。長年に渡って土砂崩れ対策の工事を続けてきたところで、砂防工事学習公園という位置づけもなされているようだ。 しかしなにより、ここは散策していて気分がいい。最近あまり手入れがされていない模様だが、渓流と翠の山々を満喫できる。 目の前の江合川とこの散策路、どれもこの宿の庭だと思えば豪気なもんだ。 この立地の良さは、鳴子では最高! 温泉街からは遠いので、初めて鳴子に来られる方は落胆するかもしれないが。 ・・続く。 なお、この楽天トラベルでの「お褒めコメント」は私です。 鳴子温泉 河畔の宿 紫雲峡 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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