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オフミの温泉メロディ

オフミの温泉メロディ

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May 17, 2009
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ジョン・レノンが凶弾に倒れた1980年の12月13日、私は高校時代の悪友と久しぶりに集まってどんちゃん騒ぎをしていました。大学生だったり、浪人だったり・・いちはやく就職していたSのアパートは「つかの間」と呼ばれていました。
宴会中誰かが詰まらないジョークを飛ばすと、他の4人がその1人を5秒間「窓から逆さに吊るす」という危険極まりない遊びをしていたのです。
 私も3回くらい「舞った」覚えがあります。
 そいつの家にはなぜかカラオケとエロ小説が揃っていて、歌謡曲にあわせてその小説を歌詞にして歌うという戯事もやりました(これなんかは今思うといかにも男子校OBらしい愚挙)。これはなぜか私が他の追随を許さないくらい上手くでき、「天才」の名を欲しいままにしました。サザンクロスの、「私祈ってます」などは実に具合がよかったです。
 宴が終わり、みんなで寝つぶれていた朝、朦朧とした耳に、テレビからこの悲報が入ってきました。
 全員、なんだか雷に打たれたようにしおれてしまって、こんなときに俺たちは何をしてたんだ・・という自己嫌悪に陥りながら、悄然と解散した覚えがあります。
 アパートの庭には、昨夜それぞれ吊るされたメンバーのポケットからこぼれた小銭が、盛大に散らばっていました。
 私としては彼の曲では、基本的に政治色の強いものや、赤裸々に心のうちをさらけ出したようなものを受け止めて肩入れしたり、感情移入したりということはしたくない。
ただ、その作品にはどこか普遍というか、永遠の価値に通じるものがあると思えます。
 ピアノとストリングスではじめるイントロからその美しさに引き込まれます。
 夢見るようなメロディは言うまでもありませんが、旋律の中にサージェント・ペパーズのA DAY IN THE LIFEを想起させるような不吉なニュアンスが微妙に感じられるのは私だけでしょうか?
Wikipediaより
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 「ジェラス・ガイ」はビートルズ(The Beatles)時代の1968年、ヨガの導師マハリシ・マヘシ・ヨギの講義を受けるためインドに滞在していた折に作曲された。この時は「チャイルド・オブ・ネイチャー」というタイトルで、メロディ・ラインこそ同じだが、歌詞・アレンジがまったく違っていた。・・その後、ジョンは、歌詞をオノ・ヨーコに自身の嫉妬深い性格をわびる内容に改め、アレンジもフィル・スペクターに依頼しピアノ・バラード調に変えた。「チャイルド・オブ・ネイチャー」は「ジェラス・ガイ」として変更され、アルバム『イマジン』に収められた。
*******

Aメロの後半
I began to lose control,
I began to lose control.
のところが凄くイイですね。
 なお、このシンプルなドラムはイエスのアラン・ホワイト。アランはもともとは有能なセッション・ミュージシャンであり、奔放なビル・ブラフォードの後任としてイエスに加入した際にはあまりのプレイスタイルの違いに議論を呼んだものです。

4位/Starting Over
 この曲を含むアルバム「ダブル・ファンタジー」は、息子の育児のためにハウスハズバンド生活を送っていたレノンが一念奮起し、音楽界に復帰する記念すべき作品となるはずでした。しかし11月17日にアルバムを発売して間もない12月8日、精神疾患者に拳銃で襲われ、亡くなるという悲劇が起きてしまいます。
 このアルバムの中ではやはり、「WOMAN」とこの曲が双璧でしょう。聴くたびにやさしく、建設的な気分になれる。別格の音楽という感じがします。
 ここでのコーラスの感じは、私はコーラスは詳しくありませんが、どことなくビートルス時代の風味がします。
 サテ不謹慎ですが、この「語り」から入るイントロ、私はつい昔はやったザ・キングトーンズのグッドナイト・ベイビーを思い出してしまうのであります。

きっといつかは 君のパパも わかってくれる
後ろを向いた ふるえる肩を 抱いてあげよう 
だから・・・
It's been so long since we took the time,
No-one's to blame,
I know time flies so quikly,
But when I see you darling,
と繋げて歌うと合うんだな~っこれが(バッカです)。

3位 What You Got
 レノンらしくなくハードでファンクな曲。
 己が何を得ていたかは、無くしてはじめてわかるもんなのさ、というメッセージ。
 この曲での聴きどころは、ビートルズファミリーのバックでは、どうしてそこまで!というくらい己を殺して叩くジム・ケルトナーが、このときばかりは派手に前面に出ていることです。
 まるでボーナムのようなラフなサウンドですがハイハットの刻みの一音一音のツブに味をもたせるのがいかにもケルトナー。特に
Sunday morning I just gotta give it up

Come monday momma and I just gotta run away
の間のタムのロールが次の動作とオーバーラップしていて実に不思議。
わざわざ重ね録りするようなことじゃないので、両手で途中までシングルストロークで叩いたあと片手でロールを続けたんじゃなかろうかと思えてきます。
その気になれば何でもできそうですからね。この人は。
いかん、またドラムばかり聴いてしまった。

2位 Woman
まったくいまさらこの曲をどうこう言ってどうなるものでもないのですが、マイベスト5曲を書き出してしまったのでこれに触れないわけにはいかないのです。
(一位もベタですがイマジンじゃないです)
 この曲を聴くと何故かジェンダーフリーのおばさんたちを思い出してしまうところが困りものですが、それを差し引いてもどうでしょうこのナンバーの「はんなり」した美しさ。
 はじめから最後まで最高なのですが、イントロからレノンがふわりとWOMAN~と歌いだす瞬間がこの曲で一番好きです。
 I love you (yeah, yeah) now and forever,
のところのベースがちょっとCOME TOGETHERっぽいでしょ~。
 ドラムは、ちょっと叩きすぎかな。普遍的な広がりのある曲なので、もっとオカズが少ないとよかった感じがします。

1位 ♯9 Dream
 レノンに名曲は数多あれど、彼にしか作れない曲の最たるものがこの作品です。
 もうダントツに好きな曲ですね。
 イントロのギターの音色から引きこます。
 何度寝る前に聴いたことか。この曲を聴きながらだと、甘美な夢を見れる気がします。
 このAh! Bowakawa, pousse pousseってのはレノンの夢の中に出てきた、どこの国にもない言語なんだそうです。
 この部分のメロに行くところが特に独創的なのですが、つなぎのオケとピアノだけになるところも非常に美しい。
 本来の曲順と違いますが、この曲はBLESS YOUと続けて聴くとイイと思われます。


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最終更新日  Nov 21, 2010 11:39:16 AM
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