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テーマ:☆仙台☆(1720)
カテゴリ:おすすめスポット
泉区根白石の集落から少し外れたところに、戦国時代の城跡がある。 東西約100m、南北約80mの高台で、いまも土塁や空堀の遺構が残る。 道路からすぐ鳥居と急な石段が見え、こういうのを見るとすぐに駆け上がりたくなる私である。 上がると4匹の狛犬がお迎え。こちらを向いているぜ! 城跡には、宇佐八幡神社・兎口神社が祀られているほか、伊達政宗の祖母である栽松院の墓、西国三十三観音堂などもある。どうして戦国時代の城跡に、これほど様々な種類のものが同居しているのか。 白石城は白石三河守宗頼が応永30年(1423)に築城し初代城主となったといわれている。 天文年間(1532~1552)、ある修験者が、九州豊前宇佐宮の分神を八ツ森山に祀ったのを三河守が聞いて、弘治2年(1556)彼の城内に遷座したとのこと。 伊達政宗の祖母である「栽松院(さいしょういん)」は晩年を根白石村で過ごしたそうだ。この地は当時、今よりはるかに賑わっていたのだろうか。 文禄3年(1594年)に74歳で他界し、遺言によりこの地に墓が建てられた。 墓石は、享保17年(1732年)年5代将軍吉村が建立。「栽松院殿月盛妙秋禅尼大姉」と刻まれている。 政宗ファンの方はどうぞ御祖母様にもご挨拶を。 ただし、「武将萌え」系のおちゃらけたブツは置いてこないように。 三十三観音堂は、栽松院の冥福を願って建てられたもので,釈迦、千手観音、文殊菩薩、地蔵菩薩などの像が祀られている。 「江戸時代中ごろから流行した西国33所めぐりを代用させる目的で19世紀半ばに作られたものと考えられています。」と解説しているHPもある。 宇佐八幡から栽松院の墓に移動しようとして靴が泥だらけになってしまった。 どうやら一応、登口は別々なようであった^^。 境内にある桜とツバキの古木は毎年見事な花を競い咲き、地域のお花見の名所にもなっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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