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オフミの温泉メロディ

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Aug 15, 2009
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鳴子・川渡の道は狭い。なかでもこの、板垣旅館に続く道は短いながらも「最狭」でしょう。
 途中の店先に商品搬入のトラックなど停まっていたりすると難渋します。
 板垣旅館のさらに先に、「玉造荘」というでかい鉄筋コンクリートの建物が建っているのが不思議な感じがします。

 駐車場に入れようと旅館の門をくぐるときも、おっかなびっくり・・入ってみたら、もすこし広い出入り口があったのでガックリ。この前を何度か通っていて、気がつきませんでした。



 新しいほうの玄関を開けようとしたら締め切りでした。ここは右側の旧館の玄関から入るのが「きまり」らしい。
 あとでネットの記事などをみると、みんなここで同じことをやるらしいので苦笑しました。 大女将さんが出てくるのも記事通り。

 私はただちに湯めぐりクーポンを出したので、「髪は洗いますか?」と聞かれませんでした。
 なんでもここは、洗髪するというと100円料金が上がるらしいのです。

 旧館から新館に向かう途中、「そこは左に曲がってください」とガイダンスが入るのも記事通り。
 新館から、がらりと室内が立派になっていることに驚きます。

 ソファには日帰りで来ていた家族がいたので、写真は控えましたが、かなり今風でしっかりした建物なのです。
 それなのに、どことなく宿泊に使用している気配がありません。
 時間帯のせいかもしれません。

 風呂は、実に素晴らしい。
 灰緑色の湯の中に、白い湯の花が盛大に舞っているカワタビ・スタンダードです。
 でも湯の花のこの量は半端でないです。「西多賀の湯」とともに、「湯の花横綱」を進呈したいくらい。

 ほのかな硫黄臭。かすかなとろみ。写真が、湯の色を忠実に捕えたものか、どうか。
 ええわあー・・・。



 ところで、これも他の記事にあったが、窓から駐車場が丸見えで、駐車場からもかくや・・と思われるのです。湯船に沈むと目隠しごしにぽっこりした山林が眺められ、なかなかご機嫌ではあります。

 旧館の風呂もちらりと見たが、この石張りの浴槽がそそります。
 ううっ、こっちのほうが好み・・。

 しかしすでに体がふやけているし、さっきここで左折シテ進ムのガイダンスがあった場所だったので、入っていいかどうかわからりません。

 次回ははじめから確認してこちらに入ることにしようっと。

 このあたりもネットに・・って、私はすでにネット記事に書かれたことしか感じていない。体験していない。これではいかん!老化が早まるぞと身を引き締めます。

 帰りがけに、玄関のカーテンごしに、ご主人から話しかけられました。

 「今日はどこか回ってこられたのですか」
 「今日はここが最初でした」
 「・・でもシールは鳴子で買ったのでしょう。鳴子には行かれなかったのですか」

 カーテンごしに話しているので、冒険漫画のラスボスと話している家来のような感じがします。(EX:「ダイの大冒険」のバーンと話すハドラー)

 「鳴子は、もうほとんど入ったので」
 「お一人で湯めぐり、いいですね・・。どこが良かったですか」
 ・・私は色々考えたのに、
 「どこもそれぞれ良いところがありますから」と答えました。

 つまらぬことを言ったものであります。
 やはり渋い大人の男としては、

 「ここも含め、やっぱり川渡の湯が一番いいですねっ」
 くらいのことは言えなかったものか。

 一瞬くよくよしているうちに、
 「気をつけて行ってらっしゃい!」

 ご主人は暖かく送り出してくれました。

 このように、少しでも宿の人と話すと、いつまでもその宿が記憶に残るものです。

 ここは普通の宿泊はやっているのか、それとも自炊湯治だけになってしまっているのか。
 それを聞くのも、失礼な気がしました。もう少し、なじみになってから聞いてみようと思います。

 温泉街全体に、板前さんを雇うほど需要がなくなってきているかもしれません。
 家族経営にしても、ある程度の料理の心得がある人がいないと今の要求水準に答えることは難しくなってきています。いまに、温泉街全体が調理部門のアウトソーシングを図って、共同配食センターのようなものに頼るようになってしまうのではないでしょうか?

 いやいや失礼。この旅館がどうかは確認していません。
 全体の趨勢として、そんな気がしたのです。
 でも共同配食では、旅の楽しみは半減しますがね・・・。

 ともあれ、鳴子温泉郷には、こういう古風な、ちいさい旅館がまだまだ残っていることが嬉しい。なんとかいつまでも、続いて欲しいものです。


////////

東鳴子温泉 黒湯の高友旅館
(「真の侘び寂び宿通」にオススメです)






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最終更新日  Dec 7, 2010 05:45:51 AM
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