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カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
玄関先にランダムに並ぶ靴、下駄、サンダル・・。
入れ替わり立ち代り入退館する老若男女マイナス「若」。 ロビーのソファでは人がごった返し、ソファの隣ではピンポン。 目が回る。私がカウンターの内側に立っていたら気が狂うだろう。 人をかきわけチェックインすると、カウンターの女将さん?は丁寧な応対ぶりで、係りを呼んで部屋まで案内をさせてくれた。 館内は迷路のようで、なるほど案内は絶対必要。 途中、日帰り客の休憩場のようなところもある。 むう。狭くてゴタゴタしているように見えて、何一つムダがない。 老人に必要なものばかりだ。 2009鳴子らどん温泉休憩所 posted by (C)オフミ 部屋に通されてはじめに思ったこと。 ・・ほっ、まともな部屋だ・・ 旧館とはいうものの、朽ちているという感じはしない。窓の正面には確かに新館がデンとそびえて景観を支配しているが、なーに、ちょっと斜めを向けば山並みが眺められる。下に見えるは「東蛇の湯」湯治場。 クーラーも新しい。霧が峰だぞ、何の不足があろうか。 はじめから布団が敷いてあるのも、休みの日は昼夜を問わず眠くなる私にはとてもありがたい。 湿ってもいない。 2009鳴子らどん温泉部屋 posted by (C)オフミ 2009鳴子らどん温泉部屋からの眺望 posted by (C)オフミ 午後5時。広間で夕食というアナウンスが響いた。 は、早っ! 入院患者じゃないぞ。でもここで遅れると食べ損なう気もして駆けつける。 他の客はすでに8割方埋まっていた。 そこで再確認できたこと。 ・・客の中では私が一番若い。しかもぶっちぎりでだ。 みたところ平均年齢73歳、標準偏差4.87。 席割りはグループごとで、一人客は一人客同士で固められる。 2009鳴子らどん温泉夕食 posted by (C)オフミ 刺身こそ「クール宅急便」という言葉がよぎったが、まあ鳴子は昔、食事が悪かった。今見違えるようになったのも、クールさんのおかげである。 お膳はすべて手作りとのことで、バランスよくヘルシーで、なおかつ満足感も十分にあるものだった。煮物、酢の物が多いのがよい。 このヨーグルトは自家製だ。 そろそろ食事も中盤戦にさしかかったころ、ぞろぞろと東蛇の湯治客が広間に入ってきた。 どうやら、「旅芸人一座」のショーが始まるらしい。 どこどこの玉三郎の日本舞踊から。こうやってぼーっと眺めていると、自分が20も30もトシをとったような気がしてくる。 上々なラドン・デビューである。これで白内障の手術でもしてりゃ、さらに溶け込むのだが。 こうも思った。 ・・今から通い続けていたら、70歳のときはもう、ここの顔役になれるであろう。 だから何なのか。 先日この舞台で「らどん温泉美人三姉妹」の一人がディナーショー?をやったんだなあ、と思い出した。 詳しくはこちらのラドン温泉ブログをどうぞ。 http://nakayamadaira.blogspot.com/2009/08/blog-post.html ほかの二人はどこで働いておられるのか、探したが、誰が誰やら見当がつかなかった。かといって、フロントに尋ねるのも恥ずかしかった。 このたびのタイトルはここから来ているのだが、拍子抜けだったろうか・・・。 風呂は、「東蛇の湯」も含めて、次回にさせていただく。 //////////// 中山平はここもオススメ 星の湯旅館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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