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カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
これまで3回にわたって紹介して(引っ張って)きたラドンシリーズも、いよいよフィナーレを迎える。本丸ラドンを攻めるとしよう。
このラドン、実をいえば風呂にそんなに強烈な個性があるというものではない。 大浴場の広さは、まあ普通・・。10人ぐらいは入っても大丈夫(不快だが)。 湯船が4分の1楕円型をしているのが、どことなくうれしい。 温泉の神様である熊谷温泉さんが入ったときには、湯とほど同量の水が加えられていてダメだったとのことだが、その後改善されたか、湯が薄いという感じはまったくしなかった。 太目のパイプから出ていると、「湯量豊富」という印象が強くなる。 湯は、硫黄のほか、炭酸水素塩や硫酸塩も含む。 硫黄臭、エメラルドグリーン、とろみ少々。 中山平温泉のPH値の平均値は「8.6」であり、ここは「8.3」だから、やや大人し目のヌルヌル度ということになる。東蛇のデータはないが、たぶんそちらのほうが強アルカリだろう。 しかし時間帯によって劇的に色が変わる! 上の写真が朝撮影、下が夜。 皆さん旅芸人一座のステージに酔いしれている隙を見計らって風呂に行ったらやはり無人。 別に浴室内が暗いからだけでなく黒っぽい色だった。こうやって写真に撮ると凄みがあるでしょう。 2009鳴子らどん風呂1 posted by (C)オフミ 2009鳴子らどん風呂2 posted by (C)オフミ ラドンが投入されている湯船は、ドア一枚隔てた浴室にある。 ///////////////////// (以下、いろんなネットから受売り) 天然のラジウム鉱石より放出されるものをラドン(ガス)と呼ぶ。この放射線温泉は、呼吸によりラドンガスを体内に吸収する事、及び皮膚より組織内へ吸収される事によって効能が現れる。ラドン(ガス)は、自然界に存在する物質の中で最大のイオンを与える作用があるといわれ、この強力なイオン化作用が血液や細胞に働いて、細胞が活性化するのと同時に熱エネルギーが発生し、多量の発汗を促す。 2009鳴子らどん温泉ラドン浴室 posted by (C)オフミ ///////////////////// こういう能書きをよむと、ついいかめしい気分になる。入り口ドアの「ラドン浴室」という表示もなんだか「放射線治療室」のように感じられなくもない。 2009鳴子らどん風呂3 posted by (C)オフミ 風呂場は四方が壁に囲まれているため、閉塞感があり、長くのんびりできる場所ではない。しかしラドンは着実に呼吸により、皮膚より、私の体内、組織内に吸収され、しきりに細胞を活性化させているはずなのだ。 息を吸って止めてみる。まだ頭がレントゲンのモードになっている。 あそこにいたお客さんたち、実はみんな100歳超えているんですよ、ラドンのおかげで・・なんてこたあないだろうな。 さて、一夜あけて宿泊者全員一斉に朝食! これが8時。 今度は、お、遅っ・・。 なんで夕食が5時で朝食が8時なのか。高齢者はたいがい、朝は5時から起きて新聞読んでるんだぞ。この3時間、どーしてくれるのだ。 私としても、高齢者には達していないが、やはり5時には起きるので、朝食は7時には出してほしいもの・・。 ゲッ、東蛇のカタール人じいさんがいた。見つかりませんように・・。 「旅芸人一座」が、普通の客と並んで食べているのがおかしい。 鳴子らどん温泉朝食 posted by (C)オフミ 朝食は夕食同様、クオリティのしっかりしたものだった。左上のシャケも品等が高そうでしょう。 写真ではわからないが、煮物と野菜のおひたしの分量が多く、栄養をしっかり考えてるな、というもの。温泉たまごはかための半熟。温泉たまごで納豆を食べるのが好きだ。 万年床で一寝入りしてあーのんびりした・。 チェックアウト。勘定をなんべん見ても6980円だ。 ここに住んだら年間いくらになるだろうな。 3泊以上だと6500円になるから、365泊だったら、6000円にはまけてもらえるだろう。 219万円。にんまり・・。 「とても安いですね」というと、カウンターの女性は「またいらしてください」とにっこり微笑んだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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