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カテゴリ:鳴子温泉郷(宮城)
2009菊池旅館外観2 posted by (C)オフミ ・・・・結局、菊池旅館のご主人は、筋金入りの本物志向、ごまかしの大嫌いなひとなのだ。 それは古いながらも隅々までぴかぴかに保たれている、館内をみても一目瞭然といえよう。 道を誤った温泉が巷に出回り、殷賑をきわめていることを心から憂い、湯めぐりクーポンなどでちゃらちゃらと訪れる客に、コーヒーをタダでふるまいながら覚醒をうながしておられる。 そうなのだ、いたずらに大きい風呂は、加水循環に頼らざるをえず塩素投入をしなくてはならないことが多い。 それが人体にいいわけがない。 露天風呂も、湯量が足りないのに作るのは自殺行為だ。しかも土から雑菌が流れ込むので不潔になりやすいそうだ。 ああ、嘆かわしい、人の健康をまもるという基本を忘れたやどが多すぎる・・というわけだ。 ( 結局、それを要求しているのは私たち消費者だ。私たちもこうした良心的経営者に呼応して、賢い消費行動を取る必要がある・・かもしれない。 私はこのご主人に接し、宮沢賢治の雨ニモマケズを思い出した。 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 南ニ加水循環スル者ガアレバ 行ッテ風呂ヲ小サクシロト教エテヤリ 北ニ露天風呂ヲコシラエル者ガアレバ 行ッテツマラナイカラヤメロトイイ ・・・ 日本の素晴らしい温泉文化を守っていくには、こういう人もぜひ必要だ。 この旅館、ご主人にはこれからもがんばっていただきたいものだと心より思う。 なお、帰りぎわ、ここの女性用風呂を見せていただいた。う・・すごく良さそう・・。 2009菊池旅館女性風呂 posted by (C)オフミ この次は空いているようだったら、こちらに入らせてもらおうかな。 でも今入ったら、倒れるよな。 近いうちに、湯治に一泊・・とも思ったが, ///////////////////////////////// お風呂で読む本・文庫100選シリーズから。宮沢賢治の代表作・第二集。お風呂で読む本『風の又三郎』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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