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オフミの温泉メロディ

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Dec 18, 2009
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パープルは疲れた。ツェッペリンもしんどい。
アメリカンは聴きつくした。
最新ロックはついていけん・・。

なにかフックがあって、しかもベタでなくて、頭が疲れなくて馬鹿っぽくもないサウンドはないものか・・と探していて、ふと手にとったのがこのコステロの佳作アルバム。

はじめのころパンク路線で売り出していたので、私としては食わず嫌いをしていたのだが、自分でも意外なほどこのアルバムはツボにはまった。
何度も聴いていると、どんどん癖になってくるから注意が必要。

アルバム全体を通して思えるのはどことなく懐かしく、フレンチとかイタリアンでなく「洋食」を食べている感じがあること。

ベースのジェリー・シェフはプレスリーのバックバンドも長く勤めた名プレイヤーで、ズシンと響く独自の音色、存在感を持っている。この人のプレイが、このアルバム全体に聴きあきさせない多彩さを与えているように思える。

9曲目、11曲目はポールマッカートニーとの共作。
私の好きなナンバーは1.3.4.6.12あたり。

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オープニングのTHE OTHER SIDE OF THE SUMMERは、のっけから心を掴まれる。
コーラスワークの冴えた、キャッチーでゴキゲンな曲だ。「夏のもうひとつの一面」という曲名もなかなかでしょう。
歌詞には、皮肉な言葉が並ぶ。
エンディングがバナナ・ボート風になるのも耳に残る。

3曲目のHOW TO BE DOMB、ケルトナーのシャキシャキしたハイハットの音が印象的。
初期のビー・ジーズのような、どことなくノスタルジックなメロディもいけます。

4曲目、ALL GROWN UP、私はこの曲がとりわけ好きだ。このメロディアスさ、美しいストリングのアレンジも・・じつにしんみりできる。歌詞を訳してみたが、なかなか難しくて要約できない。
最近、いつもここのサビが耳の中で鳴っている。
ビートルズの、ホワイトアルバムあたりに入っていそうな感じもある。

5曲目INVASION HIT PARADEはチャラリー~♪というテーマが楽しい。ジェスロ・タル風。
彼の父親がトランペットで参加し、、なかなか切り込みの鋭いプレイを聴かせてくれる。

6曲目のHARPIES BIZARREはなんとも深みのあるミョーな曲だ。しかし、引きずりこまれる。

9曲目、SO LIKE CANDYはポール・マッカートニーとの共作。
ポールらしいモチーフとメロディの流れはさすが。
マッカートニーとの共作の11曲目はちょっと、とっ散らかった雰囲気。

12曲目のSWEET PEARがまたいい。中間部のギターソロがシンプルだが美しいメロを奏でる。

13曲目、BROKENは当時の妻が作った曲のようであるが、なくてもよかった(笑)。

14曲目、COULDON'T CALL IT UNEXPECTED NO.4という長い曲は、マーチング・ドラムが印象に残る曲。バスドラムの音色が深い。
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最終更新日  Dec 18, 2009 10:29:38 PM
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