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カテゴリ:赤倉・瀬見・肘折温泉
広域鳴子温泉郷の湯めぐりクーポンで回ることができる一番西の端が、瀬見温泉です。
ここ小川屋も、瀬見では数少ないクーポンの使える宿で、喜至楼の隣にこじんまりと建っています。 入り口には、「あいさつの宿」とか、そんなキャッチフレーズがうたわれているだけあって、入浴を申し込むと、快く応じていただきました。 玄関に入ると、どーんと二階に上がる階段が目に入ります。 「この宿でワシがいちばん偉い」 そんな感じの豪快な階段です。 新撰組「池田屋」での階段落ちを想像しました。 (話は変わりますが映画「蒲田行進曲」のラストシーン、感動的でしたねえ。) この宿は、存外奥行きが広く、2階の結構奥まったところに大浴場があります。 脱衣場には天然の岩石があしらわれ、ちょっと面白いです。 これはきっと風呂場も、赤倉温泉郷のように豊かな自然味を生かしているのではと思いきや・・何の変哲もない、フツーの広い風呂でした(笑)。 風呂場に岩を持ってくるのが王道ではという気もします(笑)。 写真では狭く写っていますが、かなり広い。7,8人はそう無理なく入れるでしょう。 「かけ流しの湯」とうたっていますので、高温ゆえの加水はあるでしょうが、循環はしていません。 含石膏芒硝弱食塩泉。男女交代の狭いほうの浴槽はバラを浮かべたりして工夫をしているようです。 喜至楼では写真を撮るのに何かと忙しかったので、ここでは気も散らず、ゆったりと入浴させていただきました。 湯に特段の特徴はありませんが、静かでゆったりとした気分になれます。 館内はすみずみまで清潔で、ちょっとしたスポットの飾りなどにこの宿の心栄えを感じます。 ちょうど帰りがけに、外から入ってきた女性が二階に上がってきてすれ違いました。 「あ、どうも・・」 さきほど温泉街をうろうろしていたとき、「こんにちは」と笑顔で挨拶された方です。 玄関口で「お疲れ様です」と言われていたので、この方はどうやらここの女将さんらしい。 少しでも温泉街のホスピタリティを示そうと、出会った観光客に一人一人声がけをしているのでしょう。 玄関の「あいさつの宿」というのがここで合点がいきました。 こういう女将さんがいる宿なら(間違いならすみません)、きっと気配りが行き届き、気分よく泊まることができる宿でしょう。 宿の命はホスピタリティですからね。 湯の強烈なのを味わいたい、というニーズには合いませんが、山間の長閑な温泉で、ゆったり過ごしたい、温泉街の雰囲気も味わいたい、という方にはなかなかよろしいのではないかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 13, 2010 07:54:49 AM
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