|
カテゴリ:東北以外の温泉
森鴎外が名作「舞姫」を執筆した居宅がそのままに残され、それをぐるりと囲むようにして旅館やビジネスホテルがつながっています。
今回は出張での利用でしたのでビジネス棟のシングルルームでしたが、館内のそこここに鴎外をしのばせる展示がなされ、並のビジネスホテルとはひと味もふた味も違った楽しみ方ができます。 しかもなんと!都心の一等地にあって、ここは天然温泉が沸いているのです! 泉質もめずらしく、ラジウムを含む炭酸泉。 このワイン色の湯をご覧ください。浴槽も十分大きく、洗い場の桶も木製で、どこか地方の温泉旅館に来たような気分になります。 男子は朝はこの大理石風呂、夜は込んでいて写真を撮ることができませんでしたが、すばらしい漆塗りの桧を使った浴槽です。 夜は修学旅行の団体さんが入った後だったのでだいぶ汚れた感じがしましたが、朝は6時からの一番風呂。悪かろうはずがありません。湯面のところどころに、炭酸の泡が浮いています。 暑い日でもないのに風呂上がりに汗をかいたので驚きました。 部屋はどうということもない狭いシングルです。文豪の宿に情緒も興味も感じない人にはほとんど評価にならない宿かもしれません。 庭園を臨む和食処でいただく朝食は、和食弁当と和食ビュッフェの合作で、テーブルに供された和食に、さらに好みでさまざまなお鉢を持ってくることができます。 私は鮪山かけと明太子の鉢を選びました。 最後に食後のコーヒーも入れてくれます。 この和食は実に満足度の高いものでした。 ここに泊まって、この朝食をいただかないテはありません。ただ基本料金が6500円に対し1500円アップです。 もっと手軽でいいや、という方には、500円でロビーに簡単なトーストセットを出してくれます。 東京出張で一泊を予定している方、味もそっけもないビジネスホテルなんかより、こういうホテルで気分転換されてはいかがでしょう。 翌日、丸の内でミーティングだったので、上野という立地もじつに都合がよかった。 ただし、初めての方は必ず送迎バスを利用されたほうがいいですよ。 私は「行き」で夜の上野公園を彷徨してしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[東北以外の温泉] カテゴリの最新記事
|