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カテゴリ:秋保・作並温泉(宮城)
iswebライトの廃止にともない過去に載せた写真を全部削除されたので、修復に四苦八苦しておりますが、このたびここを再訪したので新しい写真でリライトしました。
広瀬川と新川川が合流するこの理想の環境に「ニッカウヰスキー」の仙台工場が完成したのは、1969年のことです。 この工場は一般の見学を、つねにガイド付きで無料で説明してくれるシステムを持っています。 新緑や紅葉の時期は、中央の湖には白鳥が群れ遊び、新川川の河畔は芋煮会場になります。 周囲の豊かな自然を取り入れた、非常に美しい工場です。 年間を通すとおよそ20万人がこの工場を訪れます。 「ご見学受付」はすでにウェルカムモード。映像も備えた展示室を兼ねています。ここでウイスキーの製造過程も頭に入れることができます。 見学の列から離れて写真を撮っていたりすると、すぐに警備の方が飛んできて注意されますので、ご留意ください。私はどうやらマークされてしまった様子です(笑)。 ここの景観上のポイントはやはりキルン塔。 ピート(草炭)を燃やし、麦芽を乾燥させるのです。 見て楽しいのは蒸留棟(ポットスチル)。 ここでアルコールを取り出します。蒸溜は2回おこなわれます。 このポットごとに紙垂の注連縄(しめなわ)が回してあります。 これは創業者の竹鶴氏が造り酒屋の御曹司だったことに由来しているのです。 そして思わずおーっ!!という叫びがもれる貯蔵庫。 オーク材の樽が山と積まれています。 樽ひとつひとつで熟成の速度が異なるそうです。 概して、上の樽のほうが早く熟成します。 この樽の山をみていると、このウイスキー作りに携わる人々の魂が伝わってくるような、厳粛な気持ちになります。 そしてこれまでのお勉強モードから一気に開放してくれるゲストホールがあります。 試飲コーナーでは無料でこのウイスキーが大盤振る舞いされています。 私も知人に教わったのですが、ここのウイスキー入りソフトが絶品なんだそうな。グラスにウイスキーをそそいで、そこにソフトクリームをぐるぐると ・・。 この工場、本格派のウイスキーを生み出す場としてだけではなく「みどころ満載、ホスピタリティあふれる観光スポット」として、仙台が誇りうるものです。近くまで寄られた方はぜひ一度ご見学を!くどいですが、ぜーんぶ無料です。 なお、構内のレストラン「赤レンガ」は11月いっぱいをもって閉店となりました・・。 ///////////////////////////
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